哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

自分へのご褒美が大事ということ

■自分へのご褒美が大事ということ

 皆さん、自分へのご褒美、できていますか?

 自分の頑張りに、きちんと報いることができていますか?

 

 私はこれまで、我慢することが多かった気がする。例えば物欲、こんなカバンが欲しいと思っても、イメージに合うのを探し歩くのはともかく、かなり渋めに予算設定をして、それからはみ出すようであれば、イメージに近くても買わずに、予算内で買える、多少特質の劣ったものを選ぶ生き方をしてきた。そうすることによって、収入の一部を家に入れ、また貯蓄に回してきた。そして、収入が増えれば、その分、家計と貯蓄を厚くし、自分のための支出額は据え置く、それを普通にやってきた。

 しかし、最近それが精神によくない影響を与えていることに気づき始めた。自分が心地よく生きる役に立つものに対しては、思い切ってお金をかけてみることで、かえって生産性が伸び、仕事にもまじめに取り組むことができ、貯蓄も増えたり幸せな生活が送れるのではないか。そう思い始めた。

 そんな節制を行っていたのはひとえに、お金がないのでは、という根拠のない信念があったからである。こういった余裕のなさを抱いている人は、案外多いのではないだろうか。何に使うでもない、でもなんとなくお金がない気がする。具体的にいつまでにいくら足りないのかと言われても、よくわからない。でもなんとなく、もしかしたら。

 冷静になってみた。銀行には、まあそう多くはないが貯蓄があり、私は年齢的にすぐさま老後の暮らしに突入するような段階ではない。まだまだ、がつがつ貯める必要はないのである。もちろん、漠然と老後ないし将来のためにお金を貯めておかねばという気持ちは持っているが、それが上記のような悪い思いこみにつながっていることは、言うまでもない。

 それを通帳を眺めたり、日々の支出のおこづかい帖をつけることで、修正していった。案外、お金は使っても大丈夫なのかもしれない。それよりも、その不安な気持ちにとらわれながら、日々を頑張るよりも、使うときはぱぁ~~~っと使って、きちんと締めるところを締めていけば、それで良いのではないか。

 そう思って最近は、意図的にお金を使い、そしてそのお金で買ったものを活用して、自分が楽しくすごせる時間を作るように心がけている。このブログもその一環であり、思い切ってパソコンを買ったからこそのものである。

 また最近のお気に入りは、モンマスティーという、紅茶専門のカフェである。ここのアイスウィンナという、ミルクティーの上に生クリームをふんだんに乗せた飲み物は世界一のおいしさである。というか、それだけでもおいしいミルクティーに、生クリームを乗せることは反則である。ここのミルクティーは茶葉の味と香りが、その辺の紅茶の三倍くらい深く、それにまろやかな生クリームが絡み合うわけで、軽く夢の世界に飛べる。

 

 そんなわけで、今日は自分へのご褒美の大切さを、いたって真面目に解説してみた。皆さんもぜひ、自分にご褒美、見つけてあげてくださいね。

 

 

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