【本記事が2/9 0:00に草稿段階で投稿されるミスがありました。申し訳ございません。2/9 22:00完成版を再投稿いたします。】
■ポケットティッシュのこと
これはある家に思い出として埃を被っていた、ポケットティッシュたちを、虚実入り交えて紹介する、ドキュメンタリーである。
ああ、懐かしい。若いころはネピアやエルモアと、カナダの田舎にあるログハウスによく行っていたんだ。長期の休みができると、狩猟や釣りをして過ごした。それで夜は曲を書いた。ネピアと焚火を眺めながら、一晩で一曲できたこともある。簡単だった。何度か、野生のグリズリーに遭遇したことがある。遠くから見かけたことも、すれ違ったことも一度。そいつを思わせるデザインだ。(ザ・クリネックス Vo. エリエール氏)
僕が鼻が弱かったから、小学生の頃は年中鼻水を垂らしていた。それを気にした祖母が、いつしか会うたびに、ポケットティッシュをくれるようになった。大人になった今も、彼女はポケットティッシュをくれる。まだ、足が利いた頃は、自分で近所の百円均一に買いに行っていたが、家にこもりがちになってからは、わざわざ僕の母にポケットティッシュを買いに行かせていた。意味不明であるが、彼女にとってポケットティッシュは愛なんだ。(会社員 匿名希望)
そもそも富士銀行とは、旧安田財閥の安田銀行の流れを汲む銀行であります。2002年に第一勧業銀行・日本興業銀行との統合で、みずほ銀行と生まれ変わったのであります。行名のみずほとは、みずみずしい稲の穂の意であるそうで、瑞穂国は、日本書紀に登場する日本の美称でもあります。美しい国、日本!(政治家 匿名希望)
初代のゲームボーイは、単三乾電池が4本必要だった。重かったし、画面だって白黒のドット絵で、見にくかった。だけど、あれはぶん投げても、砂まみれになっても壊れなかった。さすが任天堂。(会社員 匿名希望)
地銀には愛があるんですよ。その土地の中小企業を、本気で良くしよう、街を作っていこうという愛が。(銀行員 千葉銀一)
人生においては本気のヒマつぶしをすべきなんだ。そもそも人生は目的のよくわからないヒマでしかないだろ。せっかくのヒマは全力で活用しないと、ご先祖様に申し訳ない。ジョン・レノンも「Himajin all the people living life in peace」と言っているよ。(ザ・クリネックス Tri. ネピア氏)
このティッシュは、やたら集めていました。いかがわしい女性が踊るCMとともに、武富士が隆盛を極めたのは、20年以上前でしたかね。ららら無人くんは?と思ったら、こちらはアコムでした。(『ポケットティッシュに見る日本風俗史』著者 塵紙配氏)
風邪にはビタミンC、が、先生の口癖でした。いつも風邪ひくなよ、って心配なさって。美容整形外科医なのにねえ。(女優 匿名希望)
そもそも立教大学を創設したウイリアムズ主教は、聖公会(アングリカン・チャーチ)の人間だが、この聖公会の大元は、英国国教会だ。ところで英国国教会は、国王ヘンリー8世が時の教皇(カトリック)に婚姻の無効を求めて離婚をしようとしたのが許されなかったため、誕生した宗派である。いわば、立教大学は離婚を推奨している。(旅人 夢野旅人)
当時は銀座にこんないかがわしい店があったんですよねえ。けしからん。(『ポケットティッシュで読み解く日本の風俗』著者 塵紙流氏)
というか、金融関係、ティッシュ配り過ぎじゃない? ティッシュ屋さんかよ?(会社員 匿名希望)
ポケットティッシュたちの埃を払うと、そこには愛と、誇りが満ち満ちて、光り輝いていた。ポケットティッシュに幸あれ。