■温故知新のこと③「2017年7~9月の手帳より」
引き続きこのブログを始める以前の手帳を振り返っている。3年前、2017年の夏。不調の底をついた私の記録である。後は浮かび上がるしかないではあるまいか?
●2017年7月のこと
7月1日(土):三田に墓参りに行く。夕方、タイ古式マッサージに行く。
7月2日(日):フロンティアビレッジ乗馬牧場にて、ボナンザ号、チャーリー号騎乗。子ウサギに会えたのが満足。チャーリーと道草お散歩する。
7月3日(月):仕事を休む。かかりつけ医(精神科)通院。
7月4日(火):時短勤務。職場にて、産業医と面談。薬を飲んで通院していることはあまり望ましくない、とのこと。
7月8日(土):親知らずを抜く。知人とタイ料理店他にて会食。
7月9日(日):たもかくへ本を送る。
7月13日(木):引き続き時短勤務。職場の上司に昼食をご馳走になる。
7月14日(木):かかりつけ医に通院。
7月16日(土):「メアリと魔女の花」を見た。概ね面白いが展開が複雑である。
7月18日(火):職場にて、産業医と面談。
7月19日(水):仕事を休む。関節痛により整形外科に行く。
7月21日(金):仕事を遅刻して現実逃避のために「グッドウィルハンティング」を見る。
7月23日(日):東京国立博物館にて「タイ展」鑑賞。タイでも日本と同じように、ヒンドゥーや土着の神々と仏がごちゃ混ぜにされていることに満足する。
7月24日(月):朝より落ち込み強く、仕事を休む。
7月25日(火):職場にて人事担当者と面談、休職を勧められる。『栞子さんの本棚』読了。「タンポポ娘」が良かった。長編の一部掲載は疑問。短編のみにすべきでは。
7月26日(水):朝、落ち込みと不安があり、遅刻。
7月27日(木):仕事を休む。
7月28日(金):かかりつけ医に相談し、やはり休職を勧められる。
●2017年8月のこと
8月2日(水):職場の産業医と面談して、以後休職で職場に行かなくてよくなる。地元の神社のお祭りを覗いて、綿あめを購入する。
8月3日(木):Amazonで購入した自転車が届く。
8月4日(金):区役所へ自立支援医療の申請に行く。
8月7日(月):リワークの説明を聞きにハローワークへ行く。
8月12日(土):知人の家の留守番(泊り)に行く途中、中山競馬場(パークウインズ)と法典の湯に行く。
8月13日(日):東山魁夷記念館にて「風景開眼への道のり」を見る。
8月20日(日):フロンティアビレッジ乗馬牧場にて、ボナンザ号、チャーリー号騎乗。騎座を使うこと、馬の動きに合わせて、腿で馬を押すこと。
8月21日(月):千葉市美術館にて「いま/むかし うらがわ」を見る。須田悦弘が相変わらず好き。
8月24日(木):お茶の水にあるリワークへ見学に行く。水平思考プログラム。
8月25日(金):かかりつけ医通院のついでに、墨田区総合体育館でプール。
8月31日(木):昼夜逆転生活。
●2017年9月のこと
9月2日(土):自転車に乗って、海を見に行く。
9月4日(月):知人と会食。
9月6日(水):『数学ガールの秘密ノート やさしい統計』読了。ストーリーがなく、時折説明が難しいので10点減点のイメージ(←なにこれ寝ぼけすぎ)。
9月8日(金):通院。プール。特急あさまのヘッドマークがデザインされた駅弁を買う。
9月11日(月):東京国際フォーラムホールAにて「惠百福 さだまさしツアー」を見る。つば九郎がゲストでやってくる。
9月12日(火):自室のプーさんのカーテンを洗濯したら、古くて劣化していたせいか、八つ裂きになる。ごめんね、プーさん。
9月15日(金):千葉市美術館にて「鈴木春信展」を見る。紅画から多色刷りの吾妻錦絵を作り出したのが春信だそう。意外とよかった。「ボブという名の猫」を見る。今年No1映画。
9月16日(土):祖母と大叔母と会食。
9月19日(火):『ソクラテスの弁明』読了。
9月20日(水):「サーミの血」を見る、テンポが良い。千葉県立美術館にて「THEフィギュアINチバ」を見る、写真を撮るのが楽しい。『櫛挽道守』読了。櫛挽の技は代々家から借りているもので、自分のものではない、という趣旨の発言をする父が、印象に残っている。
9月21日(木):松戸の富田食堂他にて職場の同僚と会食。
9月22日(金):かかりつけ医通院及びカウンセリング、プール。
9月23日(土・祝):風邪がひどくなる。
9月25日(月):風邪気味。お茶の水のリワークにて体験プログラム(ダイアログ)。
9月27日(水):船橋競馬場。
9月28日(木):リワーク通所。
9月29日(金):風邪が治らない。
9月30日(土):風邪が治らないので耳鼻咽喉科に行く。『黎明に起つ』読了。武士の世ではなく、民の世を作ろうとした伊勢新九郎盛時(早雲庵宗瑞)の物語。
●2017年7月〜9月のこと
前の期間で仕事に行けなくなった私は、3か月ほどの病休の後、6月の後半から7月にかけて、復帰に向けての出勤訓練や時短勤務を始めた。ご覧の通り、結局職場には戻れずに、8月からは休職となる。学校をサボる高校生バリに現実逃避でふらふらしていて、よく今(2021年2月)社会人に戻れているものだと思うが、当時はそれしかなかったというか、気を紛らわせたり、何かに救いを求めたり、そうせざる終えない状況であったのだと思う。
主治医から出勤訓練も兼ねて図書館に行くように勧められていて、この期間も8月・9月はしょっちゅう、家から歩いて10分の地元の図書館に通っていたのだが、読書記録を見ても、8月は読了ゼロとのことである。色々読んで触れているようっで、多分迷走していたし、記録には残っていないけど出かけようと思いながら、寝て過ごしたり、本当にダメだったのだろうな、と思う。
この時期のどこが底で、どこが浮かび上がる転機なのか、という疑問はもっともである。8月24日のお茶の水にあるリワークとの出会いが、今思えば一つのターニングポイントであった。というわけで、以後もお楽しみに。