哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

徒然なること の検索結果:

敷設のこと⑤「本八幡屋上古本市」

■敷設のこと⑤ 桜が咲いた、あっという間に。もう少しゆっくりゆっくり咲くものだと思っていたら、冬の陽気から急に暖かくなったある日、桜が開花しましたとニュースが言っていた。困った。新型コロナウイルスが蔓延する中で、何も飲食を伴うお花見をする気はないが、とはいえ、時間を見つけてなんとか河原や公園へ桜を眺めに行かないといけない。 三年前、このブログ「哲学講義」を開設した。私はその頃、うつ状態で休職してリワークに半年間通ってそろそろ卒業、という時期だった。親しくしてくれた仲間が、文章…

2021年3月の徒然なること

■2021年3月の徒然なること キッチンポテト(千葉県千葉市) 今月は多忙につき、ササッと徒然いたします。 ●映画等のこと2.01「六畳間のピアノマン」 「六畳間のピアノマン」(NHK総合)は、『逃げ出せなかった君へ』(安藤祐介/角川書店/文庫化に際して『六畳間のピアノマン』に改題)を原作としたテレビドラマ(全4話)である。物語は「六畳間のピアノマン」を名乗り、自身がアレンジを加えたピアノ演奏を動画投稿する青年夏野を中心に展開する。彼は勤め先のブラック企業での過重労働がたたっ…

2021年2月の徒然なること

■2021年2月の徒然なること ーALCA DELI.ー(門司港名物焼きカレー・千駄ヶ谷) さあ今月もやってまいりました、貴方と私の徒然タイムです。 ●もしも偉人が旅したら ~行き先は室町時代⁉~ のこと @宝生能楽堂「三輪」他 宝生能楽堂にて、「もしも偉人が旅したら〜旅先は室町時代!?〜」を拝見した。1時間強の短時間で日本文化に親しめる内容で、とても良かった。 普通、能楽堂の見所を完全に暗転させることは少ないが、開演と同時に真っ暗になり、地謡座後方にプロジェクターで、世阿弥…

2021年1月の徒然なること

■2021年1月の徒然なること ●緊急事態宣言のこと cafe FIVE(千葉県千葉市) 新型コロナウイルス感染拡大に起因して、令和3年1月7日(木)に再度の緊急事態宣言が発令された。ただし、広く社会活動が制限された、昨年4月の同宣言と異なり、今回は午後8時以降の飲食店営業の自粛を求める等、緩やかな制限となっている。 それでありながら、東京都知事からは、コロナに時計ない(故に午後8時以降といわず、広く会食を自粛しろ)とのご発言があった。ごもっともであるが、時間を問わず不要不急…

2020年の読書のこと

… 「2020年7月の徒然なること」で書いた通り、私は読了した本に読了時点の印象で評価を打っていて、同記事を出した時点では、2020年は☆(一等)評価がなかった。そこからの下半期で☆評価が6冊出て、結果的にその割合は上表の通りとなった。その記事でも同じようなことを書いたけれど、その理由について、私が面白い本に出会えていないのか、それとも私が面白いと思える状況でなかったのか、それは定かではない。 2020年の前半はご存知の通り、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令され…

2020年12月の徒然なること

■2020年12月の徒然なること 徒然しましょうよ。 ●敷設のこと4.01「さかざきちはるの本づくり展 @市川市文学ミュージアム」のこと JR総武線本八幡駅からえっちらおっちら歩いて20分ほど、kamebooksさんを訪ねた帰りに、市川市文学ミュージアムにて開催中の、「さかざきちはるの本づくり展」を拝見した。 Suicaのペンギンやチーバくんでお馴染みの、千葉県市川市出身のイラストレーター坂崎千春さんの、絵本『ぴーちゃんと私』構想(文章からできるそう)から絵、印刷、製本と、本…

絵画等のこと③「能をめぐる美の世界」@静嘉堂文庫美術館 他

…■2020年11月の徒然なること 本屋エッセイ賞2020を書きたいが、中々手が回らず。年賀状も書かなきゃ。多忙です。 このところは、年末に向けて本業が忙しくなってきている。元々、月に一度程度は土日の出勤がある(もちろん、月内に代休はもらえるが……)のと、繁忙期で残業する日が多くなってきているのとで、まとまって身体を休めてリフレッシュする時間が確保しにくく、疲労が溜まりがちである。 まあ、そうはいっても、これだけ休みの日に外出して、美術展示巡りができているのだから、元気なのだろ…

2020年10月の徒然なること

■2020年10月の徒然なること あやしうこそものぐるほしけれなので、最近のことをつらつらと書きます。 ●雨の休日の朝に 雨の休日の寒い朝に、私はお布団に入って横になったまま、目をつむって雨音に耳を澄ませながら、考え事をしていた。未来のことを。 私は、これがやりたい、という希望を持たずに生きてきた。そう思っていた。しかし、それだけではないのかもしれない。漠然と文章を書く人になりたい、という思いは持っていたし、今もその気持ちはある。前の仕事を辞めた際、書いた文章を売って生活でき…

2020年8月の徒然なること

■2020年8月の徒然なること 残暑御見舞申しあげます。新型コロナウイルス感染症の拡大に加え、熱中症で搬送される方が増えております。ねっ、チューしよう等と言っている余裕は、もはやござらん。皆様くれぐれも、ご自愛ください。 ●2020年8月の徒然なること 「国立劇場おきなわ立版古」(組み上げ絵/ペーパークラフト)を作成した。 国立劇場おきなわで上演される琉球芸能の内、琉球舞踊の「四季口説/しきくどぅち」と組踊の「万歳敵討/まんざいてきうち」を再現できるものである。 写真の通り、…

2020年7月の徒然なること

■2020年7月の徒然なること 先々月から月の最終日曜日の投稿を、読書のことにしている。今月も本についての記事を少し早めに書き終えたところで、一週前の今日の記事で何を書くか、悩んでしまった。さて、何を書こうか? ●戻りつつある日常 新型コロナウイルス感染症により緊急事態が宣言されていた2020年4〜5月、私は6月からほぼ3月以前と同様の形で、千葉県から都内の仕事場に通っている。もちろん移動時や職場内等でマスクは必須となったし、接客業であるため、諸々の対応を迫られはしたが、毎日…

徒然なること

■徒然なること お馴染みのカフェ・ド・クリエで緑色の頭をした男性が給仕をしている。緑色の髪の人を雇ったのかと、思ったのだが、ふと、働いていた男性が緑髪になったのかも、と思い直した。わからない、毎週のように訪れていながら、ここの従業員で、私が顔を覚えているのは、一人か二人だと思う。 先日職場の同僚が髪を短くしてきた。本当だろうか。本当に私の知っている同僚が髪を切ったのだろうか? 髪の短いまったくの別人である可能性はないのだろうか? 何しろ、私の知っている同僚は髪が長かったはずで…