哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

肯定する/否定すること

■肯定する/否定すること 世の中、よくわからん。しばしば起こるのが、否定すると嫌われる、という現象である。何も、自分に関係ない人、物のことを否定しているわけではない。ただ意見を求められたら、素直に言葉にするようにしている、それが反感を買うこ…

未来のミライ(細田守監督)のこと

■子どもの心象風景による複線的な物語についての一考察 本日、平成30年7月20日、公開当日に細田守監督の最新作、未来のミライを錦糸町のTOHOシネマズで鑑賞し、その足でネットカフェにこもって、この文章を書いている。細田守監督の作品は、時をかける少女、…

金剛宗家の能面と能装束展@三井記念美術館のこと

■金剛宗家の能面と能装束展@三井記念美術館のこと 今日、日本橋の三井記念美術館へ、表題の展覧会を見に出かけてきた。そのことについて、記す。 そもそも、能で面をかけて主役を務めるシテ方という役割には、シテ方五流と言って、観世、宝生、金春、金剛、…

範田素量の脱藩すること

範田素量の脱糞すること 範田素量(はんだそりょう)は日向国飫肥藩(ひゅうがのくにおびはん)の忍びであった。というと、さも危険な香りのするハードボイルドな仕事のように思われる向きもあろうが、それは彼の勤めの実際とは、大きく乖離した想像である。…

ウィルス性腸炎のこと

■ウィルス性腸炎のこと 今週はウィルス性腸炎で三日ほど臥せっていた。闘病中に感じたことをここに記す。 私は何故か、ウィルス性腸炎にかかりやすい体質なのかもしれない。以前にかかったのは、一昨年の冬のことなので、一年半前だ。お腹が弱いのかしらん…