読書のこと の検索結果:
■ きっと・北海道に行くこと ● 前回までのあらすじ お腹がいっぱい。 philosophie.hatenablog.com philosophie.hatenablog.comphilosophie.hatenablog.comphilosophie.hatenablog.com ● きっと・北海道に行くこと おびひろ動物園に行った。先に記した通り、朝食バイキングの食べ過ぎで無駄にお腹は張っているし、知人へのお土産で求めたものの一部を紛失したりと、踏んだり蹴ったりの午前中を…
■ もっと・北海道に行くこと ● 前回までのあらすじ 仕事(本業)に疲れた私は、ばんえい競馬を観るため、全てを投げ出して北海道帯広市の帯広競馬場に飛んだ。そこで私が見たものとは……!? philosophie.hatenablog.com philosophie.hatenablog.com ● もっと・北海道に行くこと 先の記事で触れた通り、ばんえい競馬について関心を深めたのは、ひとつには漫画アプリ・サンデーうぇぶりにて、荒川弘による『銀の匙 Silver Spoon』を拝…
■ サンデーうぇぶりのこと 皆さんは、「サンデーうぇぶり」というWEBページをご存知であろうか? 小学館の『週刊少年サンデー』『ゲッサン』『月刊サンデーGX』三誌が運営する漫画配信サービスであり、多くの作品が、毎日一話ずつ無料で読み進めることができる。 www.sunday-webry.com 私が「サンデーうぇぶり」を閲覧するようになったきっかけはアニメ「葬送のフリーレン」に感動して、原作漫画『葬送のフリーレン』(山田鐘人、アベツカサ)を読んでみたくなったからで、そちらは現…
…に「2022年3月の読書のこと「マンガでわかる もしかしてアスペルガー!?」 」で取り上げている。このときはある知人が、自分はアスペルガーだと思う、と言っているのを聞いて読み始めて、それとは別で職場の同僚にもアスペルガーの特徴を持つ方がいるので、まあ色々参考になった。やっぱりこの記事でも私自身をアスペルガーだと思うと述べているけれど、やはり程度の問題だと思っている。少なくとも私がアスペルガーの特徴をいくつか持っていることは事実だと思う。 それで発達障害に関する私の結論はこのと…
■ 下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル(菊地高弘 / カンゼン)のこと ● 読んだこと 本書は2023年10月~12月にTBS系日曜劇場で放送されていたドラマ「下剋上球児 」(主演:鈴木亮平)の原案ノンフィクションで、三重県立白山高等学校が2018年の第一〇〇回全国高等学校野球選手権記念大会に出場するまでを描いた作品である。 こうした表現の仕方が正しいのかはわからないが、端的に言えば、底辺高校の弱小野球部が、熱意ある教師や地域の助けを借りながら、夏の甲子園に出…
…、「2024年2月の読書のこと」にも書いたので、そちらも参照してほしい。なおハリー・ポッター関連作品である「ファンタスティック・ビースト」シリーズについては「映画等のこと⑲」にて言及している。 以下、ネタバレしかありません。 本シリーズでは伏線というか、先の巻で登場する物や人が、実は以前の巻で登場している、ということがままある。ただ、本書の発行は巻ごとに一年以上空いていたので、新刊を読んでもこっそり登場していたそれらに気がつくことが難しかった。 今回、私は全七巻がセットになっ…
■ 「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(J・K・ローリング、松岡佑子 / Pottermore Publishing)のこと 馬事公苑(東京都世田谷区) 年末年始、体調を崩して時間があったこともあり、ハリー・ポッターシリーズの映画(ハリポタ八作品(七巻分の内、七巻のみパート一・二に別れている)、ファンタビ三作品)を一気観した。それはそれで楽しかったのだけれど、映画化の常として原作小説からカットされているシーンが…
■ 遥かなる水の音(村山由佳 / 集英社)のこと Cafe FIVE(千葉県千葉市) 年末年始に風邪を引いて、以来咳が続いており、かかりつけ医に相談したところ、リフヌアという咳止め薬を処方された。確かに咳は止まったのだけれど、副作用で味が感じにくくなるというものがあり、現在、食べ物の味がよくわからない(とても薄味に感じる)。この話はまた改めて書かねばと思っている。 ● 読んだこと 本書はフランス・パリに生活する久遠周(くどうあまね)の死をきっかけに、彼の遺言に従い遺灰を巻くべ…
■ 諏訪式。(小倉美惠子/亜紀書房)のこと 千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート(東京都調布市) 2024年1月14日(日)まで調布市文化会館たづくりにて開催中の「千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート」を拝見して、長野県の諏訪という土地に興味を持っていたところへ、『諏訪式。』(小倉美惠子/亜紀書房)と出会い、早速拝読したので、以下に感想を記す。 諏訪式。 作者:小倉美惠子 亜紀書房 Amazon ■ 読んだこと 諏訪とはどこにあるか。長…
■ アンのゆりかご 村岡花子の生涯(村岡恵理/新潮社)のこと cafe Five・ロータスカフェ(いずれも、千葉県千葉市) 久しぶりの読書感想文である。相変わらず、本が読めない。といっても『ビブリア古書堂の事件手帖』の五浦大輔のように体質的に本が読めないわけではなくて、単純に本を読む余裕がないだけである。一昨年までは年間四十冊くらいは読んでいたのだけれど、昨年は二十冊、今年は十一月までで九冊である。なんとなく、物足りなく感じる。 アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫) …
■海は地下室に眠る(清水裕貴/角川書店)のこと 閉業した成功舎クリーニング店(千葉県千葉市)閉じたシャッターが能舞台の松のようで格好良い 『海は地下室に眠る』(清水裕貴/角川書店)と出会ったのは、先日千葉市美術館に行った折に、ミュージアムショップであるBATIKA(バチカ)にて著者サイン入り本が販売されていたためである。寡聞にして、著者のことも本書のことも存じ上げなかったが、主人公の松本ひかりが千葉市美術館の学芸員で、おはなしの題材も美術館近くの「蓮池」の地が舞台とのことで興…
■信仰(村田沙耶香/文藝春秋)のこと cafe Five(千葉県千葉市) 久しぶりに読書記録を書くことができる。実は本を読み終えること自体が、久しぶりであった。三月頃から本業の激務にかまけて、本を読む(読み終える)ことができていなかった。新型コロナウイルス感染症にかかって、少し仕事から離れたことで、本に触れる時間を作ることができた。病気になってよかったことである。 信仰 (文春e-book) 作者:村田 沙耶香 文藝春秋 Amazon ●読んだこと 本書は表題作の「信仰」をは…
■すばらしい暗闇世界(椎名誠/新潮社)のこと LOTUSCAFE(千葉県千葉市) 2023年1月28日(土)に神楽坂のかもめブックスで本書『すばらしい暗闇世界』(椎名誠/新潮社)が平積みされているのを見つけて手に取ったけれど、そのあとに用事があったので結局購入はしないままになってしまった。翌月の2月20日(月)に、月末に撤退してしまう津田沼パルコに行った折、B館4階のACADEMIAくまざわ書店にて本書を見つけて、津田沼パルコでの最後の買い物として購入した。本書の感想を以下に…
…( 2022年7月の読書のこと )とかこれ( 『能・狂言の誕生』のこと )で方相氏について触れていて、結局よくわからないでいる。しかし日本の伝統文化や古来からの芸能を理解するために、重要なキーワードなのだろうな、というところで引き続き関心を持って調べていきたいところ。 なお昨今の節分の風習に「恵方巻き」があり、これは節分の夜に恵方を向いて太巻きを丸かじりで無言で食すると願いが叶う、というもの。願いが叶うかどうかはともかく、風習としては近年、関西地方の企業のマーケティングが発祥…
…例年恒例の「●●年の読書のこと」と題した前年読んだ本の総括を昨年分は出せていない。理由は、読んでいないからである。2022年に私が読んだ本の冊数は21冊である。決して少なくはないけれど、例年の私からすると半分くらいである。読書は心のリフレッシュのため、知識のインプットのため、大変有益であるので、必ず昨年よりも機会を増やすように、これは2023年の私に厳命する。 2023年について、そんなとりとめのないことを考えている。 ■ちょっと関連 philosophie.hatenabl…
■日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ(森下典子/新潮社)のこと LAITIER(東京都渋谷区) 映画「日日是好日」(主演:黒木華)が公開されたのは2018年のことである。本作はその映画の原作となったエッセイで、映画では黒木華が演じた典子こと、森下典子による作品。元は2002年に飛鳥新社から発刊されたものを、新潮社が2008年に文庫化している。 描かれているのは1956年生まれ、神奈川県横浜市出身の著者が20歳の頃から25年習い続けたお茶の教室のことなので、197…
■おゝポポイ! その日々へ還らむ(執行草舟/PHP研究所)のこと cafe Five(千葉県千葉市) 著者の執行草舟(祐輔)は1950年東京生まれの著述家であり、実業家。中学・高校生時代より三島由紀夫と文学論を交わす。立教大学法学部卒業後、大正海上火災、三崎船舶工業に勤務。その後、菌食・酵素食品を扱う会社、バイオテックを設立。美術の収集・展示活動にも取り組み、戸嶋靖昌記念館を設立。 本書はそのような著者の半生をライター・編集者の樋渡優子が聞き書きした『歴史通』(ワック)の連載…
■家族のあしあと(椎名誠(装画=沢野ひとし)/集英社)のこと 彼岸花(千葉県千葉市) 椎名誠の私小説や自伝的なエッセイには、一つのエピソードが複数の作品に重複して描かれることが多々ある。本書は『幕張少年マサイ族』(椎名誠(イラスト=沢野ひとし)/東京新聞)とやや重複する箇所がある。埋立工事がストライキでストップした際に、小学生時代のシーナ少年と友人たちで、勝手にトロッコを動かした話もその一つである。 シーナはそれだけたくさんの、私小説・自伝的エッセイを手掛けている、ともいえる…
■わたしはコンシェルジュ(阿部佳/講談社)のこと 【閉業】蓮池ホテル(長野県下高井郡山ノ内町) 皆さんはホテルコンシェルジュという仕事をご存知だろうか。ホテルにフロントなどの受付とは別個に独自の窓口を有していて、お客様からのあれやこれやのご要望やご質問にお応えする役割のことである。私は本書『わたしはコンシェルジュ』(阿部佳/講談社)を読むまで、ホテルコンシェルジュの仕事が如何なるものなのか、きちんと知らなかった。今回は本書を通して、その仕事内容や活躍ぶりの一端を紹介したい。 …
■むすびの会20周年記念事業「祈りの表現」@銕仙会能楽研修所 のこと www.musubinokai.org 銕仙会能楽研修所にて令和4年8月10日(水)に開催された、むすびの会20周年記念事業「祈りの表現」(人間国宝によるお話と実演)を拝見したので、感想を記す。銕仙会能楽研修所は表参道駅より程近い、お洒落なアパレルやカフェの立ち並ぶ都会のど真ん中にある、コンクリート打ちっぱなしの建物に能舞台が入っている不思議な空間。見所(客席)は基本的には椅子がなく、座布団を敷いて座る。 …
■平家物語 犬王の巻(古川日出男/河出書房新社) この記事は Lotus cafe のアイスカフェラテを飲みながら書きました。 映画「犬王」を拝見して、前々回、前回と感想を記した。今回はその原作に当たる古川日出男『平家物語 犬王の巻』の感想を書こうと思ふ。 ※ ネタバレを含みます。 劇場アニメーション『犬王』 平家物語 犬王の巻 (河出文庫) 作者:古川日出男 河出書房新社 Amazon ●読んだこと さて、本作の特徴は何と言ってもその、細切れな文章である。作中何度か「この物…
■しししし4 特集 中原中也(双子のライオン堂)のこと ものすごく色々な所で訴えているのだけれど、本を読む暇がない。私は片道1時間かけて自宅のある千葉県から都内の職場に通っていて、これまではその一日2時間の通勤時間は格好の読書時間だったのだけれど、このところ(今年の2月頃から)降ってくる仕事の量が増えており、しかも段々と職場のリモートワークのシステムが整ってき(てしまっ)たことで、職場のノートPCを持ち帰って作業することができるようになっ(てしまっ)たため、ついつい通勤電車内…
■モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語(内田洋子/文藝春秋)のこと 北イタリアの山の中にある小さな村「モンテレッジォ」は代々、本の行商で生活していたそう。そんな土地を著者が取材した作品。私自身一箱古本市に出るなど、本を持って移動し販売する大変さは体験しているので、興味津々。出てくる村の人々は良い人ばかりで、ワクワクしながら読んだ。 モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語 (文春文庫 う 30-3) 作者:内田 洋子 文藝春秋 Amazon ●読んだこと 本書の物語は…
■能から紐解く日本史(大倉源次郎/扶桑社)のこと 矢来能楽堂(東京都新宿区) 人間国宝(重要無形文化財各個認定保持者)の大倉源次郎(小鼓方大倉流能楽師)による『能から紐解く日本史』(扶桑社)を拝読した。能楽がどんな歴史の中で生まれてきた芸能か、そして、能楽がその演目の中でいかなる歴史を語り継いできたのか、を探る作品。 ※ そもそも能楽における人間国宝がどのような存在かであるけれど、「2人以上の者が一体となって芸能を高度に体現している場合や2人以上の者が共通の特色を有する工芸技…
■マンガでわかる もしかしてアスペルガー!? 〜大人の発達障害と向き合う~(司馬理英子/主婦の友社)のこと アスペルガー症候群とは、ADHD(注意欠陥多動性障害)やLD(学習障害)と同じく発達障害の一種で、社会性やコミュニケーションに問題を抱えるASD(自閉症スペクトラム障害)に含まれる障害である。 本書では漫画を通してアスペルガー症候群の特徴やそうした人と接するときに気をつけることについて紹介している。 マンガでわかる もしかしてアスペルガー!? ~大人の発達障害と向き合う…
■球道恋々(木内昇/新潮社)のこと cafe five(千葉県千葉市) 木内昇作品はどれも好きで、江戸という失われゆく時代を思う『漂砂のうたう』や様々な視点で新撰組を描いた『地虫鳴く』等が印象的。何となくどれも物語に影が落ちるような印象がある。 そんな中で本作もどこかしんみりとはさせられる作品(登場人物の死や、そもそも日露戦争と第二次世界大戦の狭間の、日本国内が落着いていた時代の物語であるため、その後の歴史を思わざるを得ないの)だが、それ以上に爽やかさ、熱さが前に出た物語で、…
■新聞記者、本屋になる(落合博/光文社)のこと 人間関係(東京都渋谷区) 東京・田原町の書店、Readin’ Writin’ BOOK STORE 店主の落合博さんの著作を読む。本好きではあったが特に読書家ではなく、本屋をやる気もなかった新聞記者がいかに本屋になったのか、その経緯が丁寧に描かれていて、一気に読んでしまった。まず動いてしまうことが大切、といったことが述べられている。 新聞記者、本屋になる (光文社新書) 作者:落合 博 光文社 Amazon ●読んだこと そもそ…
…「2021年10月の読書のこと」にも記した。 ヒンバ族であるビンティ(少数民族の若い黒人女性)は、同じ地球人であるクーシュ族(多数派の白人)と異星人であるメデュース(タコ型宇宙人)との争いに巻き込まれる他、(男性の長老がリーダーである)ヒンバ評議会とも戦うことになり、またそのヒンバ族は、砂漠民であるエンイ・ズィナリヤ族(先住民族)を野蛮人として見下している(そう、ヒンバ族はクーシュ族に見下されているだけではなく、見下しもするし、若い女性であるビンティに対して伝統的な生き方を押…
■幕張少年マサイ族(椎名誠(イラスト=沢野ひとし)/東京新聞)のこと 作家の椎名誠のことを、私は中学生くらいの頃(今から20年程前)からずっと好きである。出会ったきっかけは馬であった。書籍でも何度か、モンゴルで遊牧生活をされている方のことを書かれていて、確かそうした旅の様子がテレビ放映されていたのではないか、と記憶している……。いずれにせよ、私の中高時代、多感な時期に影響を与えて、その後今に至るまで大切にしている作家は、同氏と村山由佳で、どちらも馬に乗る方である。 さて、そん…
■渋谷で読書会(渋谷のラジオ FM87.6MHz/金曜日9:00-10:00)のこと 双子のライオン堂書店(港区) 東京・赤坂にある双子のライオン堂書店、店主の竹田信弥さんが毎週金曜日になさっているラジオ番組「渋谷で読書会」。ゲストをお招きして本や本屋にまつわるお話をされる他、「本や本屋に関する曲」や「ゲストのリクエスト曲」等のコーナーもなさっている。渋谷区のコミュニティFMであるため、いわゆるラジオでの聴取は近隣地域に限られるが、「渋谷のラジオ」の公式WEBページにてネット…