哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

徒然なること の検索結果:

2021年11月の徒然なること

■2021年11月の徒然なること 徒然なるままに、その日暮らし、蜆に向かいて……。 ●徒然なること 千葉市の青葉の森公園芸術文化ホールにて行われた、「青葉伝統芸能講座」に行ってきた。 こちらは、2022年2月13日(日)に予定されている第41回青葉能(金春流による素謡「翁」 仕舞「高砂」 能「羽衣」 他の上演)に先立ち、能楽とはという初歩のお話と体験を、シテ方金春流能楽師の山井綱雄さんに教えていただく、というもの。次回は2022年1月30日(日)、講師に同じシテ方金春流の、柏…

絵画等のこと⑤「福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧」@千葉市美術館 他

■絵画等のこと⑤ 2021年芸術の秋に…… このところ、見たい美術展が立て込んでおり、一週間に三箇所という暴力的なペースで拝見してきたので、吐き出します。 ●柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年@東京国立近代美術館 のこと 東京国立近代美術館にて開催中(〜2022年2月13日)の「民藝の100年」展。 民藝とは柳宗悦らが、1920年代から提唱しはじめた、所謂芸術作品ではなく、日常使いの器や道具、衣類等で、美を感じるもののこと。そうした焼き物等のことを下手物(げてもの)と呼ぶ…

2021年10月の徒然なること

■2021年10月の徒然なること 10月、私にも天高く馬肥ゆる秋がやってきました。 ●〆切のこと このところ(一ヶ月程)久しぶりに、当ブログの更新に追われながら過ごしている。ある時から、早め早めに何を書くかを計画して、そのテーマに沿って投稿の一週間くらい前にはあらかた執筆を終えてしまうという、計画的犯行を行っていた。そのリズムが崩れたのは……、あっ、創作まつりなんかやってたからか……。 ともあれ、そのリズムがなかなか戻らないのは、今は他にやりたいことがたくさんある証拠で、先週…

2021年10月の読書のこと「ビンティ 調和師の旅立ち」

■ビンティ 調和師の旅立ち(ンネディ・オコラフォー(月岡小穂=訳)/早川書房)のこと 「【今週はこれを読め! SF編】アフリカの大地から、異種族が葛藤する宇宙へ | ニコニコニュース」にて紹介されていて、読み始めた作品。 ビンティ ー調和師の旅立ちー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:ンネディ オコラフォー 早川書房 Amazon 主人公のビンティは地球に住むヒンバ族の少女である。ヒンバ族の女性は赤土や植物の油等から作られるオティーゼを顔や肌に塗り、髪もドレッドヘアに塗…

2021年9月の徒然なること

… ■2021年9月の徒然なること 山梨の友人からいただいたシャインマスカット 9月のまにまにです。 ●不安のこと④ 不安のこと① 不安のこと② 不安のこと③ 毎月、不安について考えている。仕事に対する不安がどうしようもなくなって休職した私は、しばしの完全休養の後、職場への復帰を画策する。職場からはリワーク施設への通所を命じられ、主治医から勧められた施設に通うことになる。 そこで色々な経験をして、結果的に私は職場に復帰して、3年半ほど順調にすごしているのだけれど、不安に関しては…

2021年8月の徒然なること

■2021年8月の徒然なること そば吉左右更科(千葉県千葉市) 今年の8月は……、あっという間でした。新型コロナウイルス感染症の影響もあって、夏らしき出来事の少ない8月ではありましたが。それでは、9月の私への引継ぎ事項として、以下の通り8月の私が考えたことの一端をまとめます。 ●違いがわかる男のこと 先日、ラジオ番組の渋谷で読書会(2021年8月13日(金)9:00-9:55放送回【パーソナリティー】竹田信弥 さん(双子のライオン堂)【ゲスト】宮崎智之 さん(ライター))を…

東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 ~喜びを明日へ~「翁 十二月往来・父尉延命冠者」他 @国立能楽堂 のこと

■東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 ~喜びを明日へ~「翁 十二月往来・父尉延命冠者」@国立能楽堂 のこと 東京・千駄ヶ谷の国立能楽堂にて、東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 ~喜びを明日へ~ 第一日目 を拝見した。こちらは1945年に設立された、能楽師による職能集団である公益社団法人能楽協会により、オリンピック・パラリンピック期間に延べ7日間、様々な流派や、パラリンピック期間については、日本ろう者劇団による手話狂言も上演する、というもの(パラリン…

2021年7月の徒然なること

■2021年7月の徒然なること このブログ「哲学講義」には副題がついていることを、ご存知だろうか? 今は「仇櫻堂日乗」としている。仇櫻堂というのは私が一箱古本市に出店するときの屋号である。その前は「あるいは哲学抗議」であった。ブログを開設した当時は、もう一つ前の副題である。つまり「幸せになるために」としていた。 今、私は幸せについての言語化が不十分であったと感じている。幸せとは何であろうか。一つ言えることは、幸せには不安を伴う、ということだ。幸せという特権を享受する権利を失う…

2021年6月の徒然なること

■2021年6月の徒然なること 眠り過ぎて(昼寝)、自己嫌悪になりながらこれを書いている。「心が眠りたがっているんだ」というタイトルが思い浮かぶが、その話は今はおいて、一心不乱に徒然する。 ●2021年6月金春円満井会定例能(2020年6月延期分)第1部「加茂」 @矢来能楽堂 のこと 矢来能楽堂(東京都新宿区)にて 先日報告した通り、能「加茂」のシテ(主演)を勤める柏崎真由子主催による、同曲の謡本の読書会「能の物語りを読んでみよう!-加茂-」に参加した上で、本番の舞台を拝見し…

2021年5月の徒然なること

■2021年5月の徒然なること トマトの実が熟すのを待っているのです 「2021年5月の徒然なること」を、書くゆとりがなかったのは、これを書こうと思っていた週に参加した読書会が楽しかったので、それを記事にしてしまったためだ。その後、6月に入って早々に、日常で書いておきたいことができてしまったため、今回は6月のことを、5月の徒然なることとして、6月に書くのである。もっと別のタイトルで書けばいいじゃないか、という気はするが、もう考えるのが面倒くさいので、とりあえずこれでいいのであ…

絵画等のこと④「大・タイガー立石展」@千葉市美術館

■絵画等のこと④「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」@千葉市美術館 千葉市美術館と著者 千葉市美術館にて2021年7月4日(日)まで開催中の「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」を拝見したので、感想を記しタイガー。 ●タイガー立石のこと タイガー立石(本名立石紘一)は1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた画家・漫画家・絵本作家・陶芸家である。石炭産業で栄える、炭鉱の町であったそうだ。 1964年に中村宏とともに観光芸術研究所を設立、19…

2021年4月の徒然なること

■2021年4月の徒然なること 2021年3月26日 月と桜(東京都渋谷区) ●まん延防止等重点措置のこと 2021年4月12日(月)から5月11日(火)を対象期間として、新型インフルエンザ等対策特別措置法第31条の4に基づくまん延防止等重点措置が、東京都の23区と6市に適用されることとなった。1月8日(金)からの(二度目の)緊急事態宣言(同法第32条)が3月21日(日)をもって解除されて、わずか3週間程のことである。(3月20日(火)からは我が千葉県でも(、拙宅のある千葉市…

映画等のこと③2021年3月までの連ドラたち

…た。2021年3月の徒然なることで触れた「六畳間のピアノマン」では記憶喪失で悪人から善人になった人が描かれる。記憶が人のアイデンティティ(自己同一性)の全てではないけれど、仮に私が記憶を無くしたら、私にとってはそれは私の死なのではないか、と思う。 ●俺の家の話(TBS・主演:長瀬智也)のこと 能楽師(観山流宗家)の家に生まれ、家出してプロレスラー(ブリザード寿、後に、スーパー世阿弥マシーン)になり、父で人間国宝の寿三郎の介護と家の継承のために戻ってきた観山寿一。今回で芸能界の…

敷設のこと⑤「本八幡屋上古本市」

■敷設のこと⑤ 桜が咲いた、あっという間に。もう少しゆっくりゆっくり咲くものだと思っていたら、冬の陽気から急に暖かくなったある日、桜が開花しましたとニュースが言っていた。困った。新型コロナウイルスが蔓延する中で、何も飲食を伴うお花見をする気はないが、とはいえ、時間を見つけてなんとか河原や公園へ桜を眺めに行かないといけない。 三年前、このブログ「哲学講義」を開設した。私はその頃、うつ状態で休職してリワークに半年間通ってそろそろ卒業、という時期だった。親しくしてくれた仲間が、文章…

2021年3月の徒然なること

■2021年3月の徒然なること キッチンポテト(千葉県千葉市) 今月は多忙につき、ササッと徒然いたします。 ●映画等のこと2.01「六畳間のピアノマン」 「六畳間のピアノマン」(NHK総合)は、『逃げ出せなかった君へ』(安藤祐介/角川書店/文庫化に際して『六畳間のピアノマン』に改題)を原作としたテレビドラマ(全4話)である。物語は「六畳間のピアノマン」を名乗り、自身がアレンジを加えたピアノ演奏を動画投稿する青年夏野を中心に展開する。彼は勤め先のブラック企業での過重労働がたたっ…

2021年2月の徒然なること

■2021年2月の徒然なること ーALCA DELI.ー(門司港名物焼きカレー・千駄ヶ谷) さあ今月もやってまいりました、貴方と私の徒然タイムです。 ●もしも偉人が旅したら ~行き先は室町時代⁉~ のこと @宝生能楽堂「三輪」他 宝生能楽堂にて、「もしも偉人が旅したら〜旅先は室町時代!?〜」を拝見した。1時間強の短時間で日本文化に親しめる内容で、とても良かった。 普通、能楽堂の見所を完全に暗転させることは少ないが、開演と同時に真っ暗になり、地謡座後方にプロジェクターで、世阿弥…

2021年1月の徒然なること

■2021年1月の徒然なること ●緊急事態宣言のこと cafe FIVE(千葉県千葉市) 新型コロナウイルス感染拡大に起因して、令和3年1月7日(木)に再度の緊急事態宣言が発令された。ただし、広く社会活動が制限された、昨年4月の同宣言と異なり、今回は午後8時以降の飲食店営業の自粛を求める等、緩やかな制限となっている。 それでありながら、東京都知事からは、コロナに時計ない(故に午後8時以降といわず、広く会食を自粛しろ)とのご発言があった。ごもっともであるが、時間を問わず不要不急…

2020年の読書のこと

… 「2020年7月の徒然なること」で書いた通り、私は読了した本に読了時点の印象で評価を打っていて、同記事を出した時点では、2020年は☆(一等)評価がなかった。そこからの下半期で☆評価が6冊出て、結果的にその割合は上表の通りとなった。その記事でも同じようなことを書いたけれど、その理由について、私が面白い本に出会えていないのか、それとも私が面白いと思える状況でなかったのか、それは定かではない。 2020年の前半はご存知の通り、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令され…

2020年12月の徒然なること

■2020年12月の徒然なること 徒然しましょうよ。 ●敷設のこと4.01「さかざきちはるの本づくり展 @市川市文学ミュージアム」のこと JR総武線本八幡駅からえっちらおっちら歩いて20分ほど、kamebooksさんを訪ねた帰りに、市川市文学ミュージアムにて開催中の、「さかざきちはるの本づくり展」を拝見した。 Suicaのペンギンやチーバくんでお馴染みの、千葉県市川市出身のイラストレーター坂崎千春さんの、絵本『ぴーちゃんと私』構想(文章からできるそう)から絵、印刷、製本と、本…

絵画等のこと③「能をめぐる美の世界」@静嘉堂文庫美術館 他

…■2020年11月の徒然なること 本屋エッセイ賞2020を書きたいが、中々手が回らず。年賀状も書かなきゃ。多忙です。 このところは、年末に向けて本業が忙しくなってきている。元々、月に一度程度は土日の出勤がある(もちろん、月内に代休はもらえるが……)のと、繁忙期で残業する日が多くなってきているのとで、まとまって身体を休めてリフレッシュする時間が確保しにくく、疲労が溜まりがちである。 まあ、そうはいっても、これだけ休みの日に外出して、美術展示巡りができているのだから、元気なのだろ…

2020年10月の徒然なること

■2020年10月の徒然なること あやしうこそものぐるほしけれなので、最近のことをつらつらと書きます。 ●雨の休日の朝に 雨の休日の寒い朝に、私はお布団に入って横になったまま、目をつむって雨音に耳を澄ませながら、考え事をしていた。未来のことを。 私は、これがやりたい、という希望を持たずに生きてきた。そう思っていた。しかし、それだけではないのかもしれない。漠然と文章を書く人になりたい、という思いは持っていたし、今もその気持ちはある。前の仕事を辞めた際、書いた文章を売って生活でき…

2020年8月の徒然なること

■2020年8月の徒然なること 残暑御見舞申しあげます。新型コロナウイルス感染症の拡大に加え、熱中症で搬送される方が増えております。ねっ、チューしよう等と言っている余裕は、もはやござらん。皆様くれぐれも、ご自愛ください。 ●2020年8月の徒然なること 「国立劇場おきなわ立版古」(組み上げ絵/ペーパークラフト)を作成した。 国立劇場おきなわで上演される琉球芸能の内、琉球舞踊の「四季口説/しきくどぅち」と組踊の「万歳敵討/まんざいてきうち」を再現できるものである。 写真の通り、…

2020年7月の徒然なること

■2020年7月の徒然なること 先々月から月の最終日曜日の投稿を、読書のことにしている。今月も本についての記事を少し早めに書き終えたところで、一週前の今日の記事で何を書くか、悩んでしまった。さて、何を書こうか? ●戻りつつある日常 新型コロナウイルス感染症により緊急事態が宣言されていた2020年4〜5月、私は6月からほぼ3月以前と同様の形で、千葉県から都内の仕事場に通っている。もちろん移動時や職場内等でマスクは必須となったし、接客業であるため、諸々の対応を迫られはしたが、毎日…

徒然なること

■徒然なること お馴染みのカフェ・ド・クリエで緑色の頭をした男性が給仕をしている。緑色の髪の人を雇ったのかと、思ったのだが、ふと、働いていた男性が緑髪になったのかも、と思い直した。わからない、毎週のように訪れていながら、ここの従業員で、私が顔を覚えているのは、一人か二人だと思う。 先日職場の同僚が髪を短くしてきた。本当だろうか。本当に私の知っている同僚が髪を切ったのだろうか? 髪の短いまったくの別人である可能性はないのだろうか? 何しろ、私の知っている同僚は髪が長かったはずで…