哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

絵画等のこと の検索結果:

絵画等のこと⑳ きょうはたのしいひなまつり

■ 絵画等のこと⑳ ひなまつり定食@鳩やぐら(東京都渋谷区) 2024年3月31日まで静嘉堂@丸の内で開催中の「岩﨑家のお雛さま」と、4月7日まで三井記念美術館にて開催中の「三井家のおひなさま」を拝見したので感想を記す。 www.seikado.or.jp www.mitsui-museum.jp ● 岩﨑家のお雛さま @静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)のこと そもそも静嘉堂文庫は三菱第二代社長岩﨑彌之助と四代社長岩﨑小彌太父子による美術品のコレクションを保存し、世田谷区岡…

絵画等のこと⑲ サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展 @千葉市美術館

■ 絵画等のこと⑲ 2024年3月3日まで千葉市美術館で開催中の「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」を拝見、同時開催の「武士と絵画 ―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで―」および常設展「千葉市美術館コレクション選 生誕140年 石井林響とその周辺 他」も堪能したので感想を記す。 www.ccma-net.jp ● サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展 のこと youtu.be 鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし・細田栄之とも、1756~1829年)が主に残したのは、女性…

2023年12月の徒然なること

…2月の徒然なること/絵画等のこと18.01「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」@千葉市美術館 先週の金曜日から喉の痛み、土曜日はくわえて鼻水と痰、倦怠感、日曜日からは咳が出始め、火曜日まではそれらの症状が続く。熱はほぼ平熱。鼻水と痰、ごくごく少しの咳は未だに続くけれど、病院での診断は風邪であった。コロナでもインフルエンザでもないらしい。良かった。 それで先週は日、月、木曜日をお休みとして、ずっとゴロゴロしていた。ゴロゴロしながら、アニ…

2023年12月の読書のこと「諏訪式。」

■ 諏訪式。(小倉美惠子/亜紀書房)のこと 千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート(東京都調布市) 2024年1月14日(日)まで調布市文化会館たづくりにて開催中の「千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート」を拝見して、長野県の諏訪という土地に興味を持っていたところへ、『諏訪式。』(小倉美惠子/亜紀書房)と出会い、早速拝読したので、以下に感想を記す。 諏訪式。 作者:小倉美惠子 亜紀書房 Amazon ■ 読んだこと 諏訪とはどこにあるか。長…

絵画等のこと⑱ 千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート @調布市文化会館たづくり

■絵画等のこと⑱ 調布市文化会館たづくり にて開催中の「千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート」と関連イベントのクロストーク「風土を喰らう、風土を分解する」を拝見してきたので、感想を記す。 www.chofu-culture-community.org 展覧会情報 開催日2023年10月7日(土) 〜 2024年1月14日(日)※会期中の休館日は以下のとおり 10月23日(月)24日(火)、11月27日(月)28日(火)、12月25日(月)26日(火)29日…

絵画等のこと⑰ 手のひらのメディア ー 吉澤貞一マッチラベルコレクション ー @千葉県立中央博物館

■絵画等のこと⑰ 千葉県立中央博物館にて開催中の「令和5年度秋の展示 手のひらのメディア ー 吉澤貞一マッチラベルコレクション ー」を拝見してきたので、感想を記す。 www2.chiba-muse.or.jp 展覧会情報 令和5年度秋の展示 手のひらのメディア- 吉澤貞一マッチラベルコレクション - 会 期 令和5年10月3日(火)~12月24日(日) 会 場 千葉県立中央博物館 第1企画展示室、第2企画展示室 休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日) 入場料 一般300円 …

絵画等のこと⑯ 杉本博司 本歌取り 東下り @渋谷区立松濤美術館

■絵画等のこと⑯ 渋谷区立松濤美術館にて開催中の「杉本博司 本歌取り 東下り」を拝見してきたので、感想を記す。 shoto-museum.jp 展覧会情報 会期 2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)September 16, 2023-November 12, 2023前期:9月16日(土)~10月15日(日) 後期:10月17日(火)~11月12日(日)※会期中、一部展示替えあり 入館料 一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生・…

絵画等のこと⑮ ”not〈 I 〉, not not〈 I 〉“ 私ではなく、私ではなくもなく @ HARUKAITO by island

■絵画等のこと⑮ 10月22日(日)までHARUKAITO by islandにて開催中の大小島真木の個展「”not〈 I 〉, not not〈 I 〉“ 私ではなく、私ではなくもなく」を拝見してきたので、感想を記す。 ohkojima.com Exhibition | 9.13.2023 私ではなく、私ではなくもなく2023.9.30-10.22大小島真木個展 原宿のBLOCK HOUSEで個展を開催します。新シリーズ”not〈 I 〉, not not〈 I 〉”の初発…

2023年8月の徒然なること

…詳説いたします。 ●絵画等のこと14.01「練馬区立美術館コレクション+植物と歩く」@練馬区立美術館 練馬区立美術館にて「練馬区立美術館コレクション+ 植物と歩く」を拝見した。(会期は8月25日までで終了済み) NHK連続テレビ小説「らんまん」で、神木隆之介演じる万太郎のモデルとなった牧野富太郎は、練馬区ゆかりの植物学者。本展では富太郎が採集した植物標本、植物画から、現代の画家達による植物を題材とした表現まで、およそ100点ほどを展示。 植物学の世界から、美術の話に入っていく…

絵画等のこと⑭ 私たちは何者? ボーダレス・ドールズ @ 渋谷区立松濤美術館

■絵画等のこと⑭ 8月27日(日)まで渋谷区立松濤美術館にて開催中の「私たちは何者? ボーダレス・ドールズ」を拝見してきたので、感想を記す。 shoto-museum.jp 私たちは何者? ボーダレス・ドールズThe Infinite World of Japanese Dolls: From Religious Icons to Works of Art2023年7月1日(土)~ 2023年8月27日(日) ●「私たちは何者? ボーダレス・ドールズ」@ 渋谷区立松濤美術館 …

2023年7月の徒然なること

…遅くなりました! ●絵画等のこと13.03「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」@千葉市美術館 千葉市美術館にて開催中の「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」(2023年6月10日[土]- 9月10日[日])を拝見した。 三沢厚彦 Misawa Atsuhiko 1961年京都府生まれ。幼少期から京都や奈良の仏像に親しむ中で、彫刻の魅力に惹かれ、彫刻家を志す。高校、大学と彫刻科で学び、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻…

2023年6月の徒然なること

…易度が高すぎる。 ●絵画等のこと13.02「癒しの動物絵画 -Healing Animal Paintings」@齋田記念館 世田谷区代田にある美術館、齋田記念館にて7月22日(土)まで開催中の展示「齋田記念館 2023年 春季企画展 癒しの動物絵画 -Healing Animal Paintings / ブラタモリ放映記念《特集展示》齋田家の茶業」を拝見してきた。 齋田記念館は幕末から明治期にかけて、茶業に取り組んだ齋田家の歴代当主による作品やゆかりの絵画、書等を収める美術…

2023年5月の徒然なること

…雄弁に語ります。 ●絵画等のこと13.01「エドワード・ゴーリーを巡る旅」@渋谷区立松濤美術館 エドワード・ゴーリーをご存知だろうか? 1925年に生まれ2000年に没した、アメリカの絵本作家である。彼の出版物の原画等を「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250 点の作品で再構成した展示「エドワード・ゴーリーを巡る旅」が、東京都渋谷区の渋谷区立松濤美術館で2023年6月11日(日)まで開催中である。 私はエドワード・ゴーリーについて、名前やなんとなくの作…

映画等のこと⑯「千鹿頭 CHIKATO」

■ 千鹿頭 CHIKATO のこと 美術家の大小島真木と文筆家・編集者の辻陽介が、長野県諏訪地方に滞在して制作した映像作品「千鹿頭 CHIKATO」のお披露目上映会が2023年5月13日、対話と創造の森 神田サテライトにて開催されたため、お伺いしてきた。 2022年度滞在制作による新作映像作品 大小島真木+辻陽介『千鹿頭 CHIKATO』(2023) アーティスト立ち会いによるお披露目上映会のお知らせ 2022年4月に諏訪に設立されたアート「対話と創造の森」(長野県茅野市)で…

絵画等のこと⑬ 「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 他@千葉市美術館

■絵画等のこと⑬ 千葉市美術館にて令和5年5月21日(日)まで開催中の「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄/実験工房の造形」他を拝見したので以下に感想を記す。 ●「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄/実験工房の造形」@千葉市美術館 のこと 以下、千葉市美術館のWEBページより、展示のリード文を引用する。 本展覧会では、瀧口修造(たきぐち・しゅうぞう、1903-79)、阿部展也(あべ…

2023年3月の徒然なること

…い舞台であった。 ●絵画等のこと12.01「AUGMENTED SITUATION D」@シビッククリエイティブベース東京 他 吉田山らによるXR(VRやAR)を駆使した展示「AUGMENTED SITUATION D」を拝見した。 メイン会場のシビッククリエイティブベース東京(渋谷東武ホテル地下2階)で拝見できるgodscorpionの「無始無終」はヘッドセットをつけて楽しむVR作品で、能「卒塔婆小町」をモチーフに、僧と蛇、道具が禅問答を繰り広げる等の不思議な世界へ、没入し…

絵画等のこと⑫ 没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡 @千葉市美術館

■絵画等のこと⑫ 千葉市美術館にて令和5年2月26日(日)まで開催していた「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」を拝見したので以下に感想を記す。 www.ccma-net.jp ●「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」@千葉市美術館 のこと 亜欧堂田善は1748年に現在の福島県須賀川市に生まれた画家で、当時はその技法すら広まっていなかった銅版画を習得し、活躍した。本名は永田善吉、兄の丈吉も崑山という号で絵を描く人だったそうで、田善も家業の染…

2022年11月の徒然なること

…ないとと感じた。 ●絵画等のこと11.02「ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま」他@千葉市美術館 ・ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま しおたにまみこ『たまごのはなし』自我を持って動き出したたまごの話。でもキッチンにいる他の卵やら時計やらは動き出した彼に賛同してくれなくて、みっともないとか言ったりする。動き出して、屁理屈をこねたり、面倒くさいことを言うたまごに私自身を重ねながら拝見し、それでも周囲の物を尊重す…

2022年10月の徒然なること

…し悲しくなった。 ●絵画等のこと11.01「Felice-幸せな贈り物-」@GALLERY AND LINKS 81 絵画や立体作品のグループ展。お目当てであったねずみを書く画家である Mika さんの在廊日が私の休日であったのは幸い。ゆっくりお話できて楽しかった。ご自作についてお話伺ったほか、他の作家さんの作品についても、ここが凄いと教えてくださった。 Mika さんの作品に出てくるねずみたちは、みんな生き生きとしたキャラクターを持っていて、こんなことを考えているのかなと、…

絵画等のこと⑪ つくりかけラボ 09 大小島真木 コレスポンダンス / Correspondances 他 @千葉市美術館

■絵画等のこと⑪ COFFEE RIN(千葉県千葉市) 10月16日(日)、千葉市美術館に行ってきました。開催中の「新版画 進化系UKIYO-Eの美」(〜11月3日)がお目当てで、私はもともと新版画の代表選手である川瀬巴水や吉田博が大好きでしたので、大変楽しみに伺ったのですが……。 ●「新版画 進化系UKIYO-Eの美」@千葉市美術館 のこと さて、新版画展の感想である。今回、改めて感じたのか、新版画が日本人だけのものではない、ということである。明治期以降、多くの外国人画家が…

絵画等のこと⑩特別展 鯨 @千葉県立中央博物館・昆虫館 Bar Species へ行ったこと

■絵画等のこと⑩特別展 鯨 @千葉県立中央博物館・昆虫館 Bar Species へ行ったこと 千葉県立中央博物館にて令和4年9月25日(日)まで開催中の「令和4年度特別展 鯨」を拝見したり、四谷三丁目駅至近の「昆虫館Bar Species」さんに伺ったりと、生物に触れる機会が多くあった。そこんとこ、振り返りながら考えてみたい。 上に載せた写真は、1・2枚目が千葉県立中央博物館で撮影したもの、3〜5枚目が昆虫館Bar Species にて撮影したものである。4枚目の写真を見て…

2022年8月の徒然なること ~ Ado 2nd ワンマンライブ「カムパネルラ」他

…るのですけどね。 ●絵画等のこと9.01「特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界」@森アーツセンターギャラリー 森アーツセンターギャラリー[六本木ヒルズ森タワー52F]にて2022年10月10日(月・祝)まで開催中の「 特別展アリス―へんてこりん、へんてこりんな世界― 」を拝見してきたので、感想を述べる。 作者ルイス・キャロル(チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)やアリスのモデルであるアリス・リドゥルの黄金の午後の思い出、家族写真、アリスの物語や挿絵に影響を与えたと思…

絵画等のこと⑨とある美術館の夏休み @千葉市美術館

…ので感想を記す。 ■絵画等のこと⑨とある美術館の夏休み @千葉市美術館 ホームページより本展のコンセプトの一部を引用する。 現代美術家の新作と古美術作品。アート作品とプロダクト。普段は一緒に展示されることが少ない、さまざまな表現者と所蔵作品とのコラボレーションを通して、美術館という場所そのものを「日常と非日常のあわい」から眺めてみたいと思います。【参加作家+クリエイター】中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子、目[mé]、小川信治、華雪、きぐう編集室、山野英之、井口直人×岩沢…

2022年7月の徒然なること

…う。勉強になる。 ●絵画等のこと8.01「泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅱ 光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション」@泉屋博古館東京 のこと Zum Einhorn(東京都港区) 「泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅱ 光陰礼讃―モネからはじまる住友洋画コレクション」を拝見したので、感想を記す。 住友コレクションの一角を占める近代洋画は、住友吉左衞門友純(春翠)が明治30年(1897)の欧米視察中のパリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手した事に始まる…

絵画等のこと⑧津田青楓 図案と、時代と、@渋谷区立松涛美術館

…ので感想を記す。 ■絵画等のこと⑧津田青楓 図案と、時代と、@渋谷区立松涛美術館 津田青楓は1880年、京都に生まれて1978年に東京に没した画家で、テーマに挙げられる図案(デザイン)の仕事では『染織図案』『青もみぢ』『うづら衣』といった多くの図案集を残し、また夏目漱石らの本の装丁をつとめた。その他考案した図案が刺繍や蒔絵に使われている他、日本画・洋画家としても活躍した人物、らしい(恥ずかしながら私は全く存じ上げず、彼より少し前の時代に大流行していたという神坂雪佳についても、…

2022年6月の徒然なること

…ことは内緒です。 ●絵画等のこと7.01「2022年春季企画展 千利休生誕500年 千利休をめぐる茶書の歴史 ―築き上げられた茶聖像―」@齊田記念館 世田谷代田の齊田記念館にて開催中(〜7月15日(金))の「千利休をめぐる茶書の歴史」展を拝見した。 千利休というと茶聖、完成した茶道家であり芸術家、というイメージだが、実際はどうであったのか。利休の弟子の山上宗二(秀吉とのいざこざから耳と鼻をそがれて処刑された人である)らによる書に残された利休の実像、そして虚像を探る、という企画…

絵画等のこと⑦生誕100年 清水九兵衞/六兵衞 @千葉市美術館

…オススメである。 ■絵画等のこと⑦生誕100年 清水九兵衞/六兵衞 @千葉市美術館 清水九兵衞は100年前の1922年に名古屋で生まれた。出生時の名前は塚本廣。第二次世界大戦への出征を挟んで、建築や彫刻を学んだ後、1951年、京焼・清水焼窯元の家元である6代清水六兵衞の長女と結婚し、6代の養嗣子となる。清水洋/裕詞として作陶に取り組むが、土という素材に疑問を感じ、五東衞として彫刻作品も発表、1968年からは清水九兵衞として彫刻、アルミニウムを用いた巨大作品に取り組む。1980…

2022年4月の徒然なること

…願いいたします。 ●絵画等のこと6.02「没後50年 鏑木清方」@東京国立近代美術館 現在の東京展が終わると、次は京都へ巡回するそうで、京都では年代順での展示を予定しているそうだが、東京では「生活をえがく」「物語をえがく」「小さくえがく」の三つのテーマでの構成。生活なら生活で、年代を越えて似通った作品が並べられ、面白かった。例えば酷似した焼き芋屋さんが60年の時を経て描かれていたり(焼き芋屋さんの店先に書かれた十三里は、"九里四里(くりより)うまい"の洒落で、九+四=十三なの…

2022年3月の徒然なること

…る。つらい……。 ●絵画等のこと6.01「山本大貴 - Dignity of Realism -」@千葉県立美術館 千葉県立中央博物館に行った際、調子に乗って千葉県立施設の各館共通年間パスポートを作った。千葉の中央博物館の他、本八幡の現代産業科学館や勝浦の海の博物館等、色々な施設の常設展が観られるそう。千葉みなとの県立美術館も拝見できるため、もはや行くしかないので行ってきた。 千葉県出身の写実人物画家である、山本大貴の個展。SFチックなガジェットやアンティーク調のドレスを纏っ…

絵画等のこと⑥どうぶつかいぎ展 @PLAY! MUSEUM

■絵画等のこと⑥どうぶつかいぎ展 @PLAY! MUSEUM SUBURBAN COFFEE(千葉県千葉市) 先日、地元を歩いていると、近所のパン屋さんにて何やら怪しげな珈琲ショップが出現していた。怪しがりて寄りて見るに、 月に2回パン屋さんの店先に出店して、美味しい珈琲を飲ませ、好みのレコードを聴かせるお店だそう。お店のお姉さんの楽しいレコード解説付き。私は生まれて初めてレコードを選んで(friendlyscienceorchestraによるBrazil)、針を落とす体験を…