絵画等のこと の検索結果:
■ 清水裕貴 アーティストトーク のこと 「2023年8月の読書のこと「海は地下室に眠る」」にて取り上げた『海は地下室に眠る』の著者、清水裕貴のトークイベントが2024年12月7日に千葉市生涯学習センターにて催されたため、参加してきた。 同書は千葉市美術館の学芸員が主人公、神谷伝兵衛邸の地下室に眠っていた絵画と出会い、その秘密を解き明かしていくというミステリー仕立ての作品なのだけれど、それになぞらえ、千葉市美術館の学芸員がインタビュー形式で、作家の話を聞いた。 作家が神谷伝兵…
■ 絵画等のこと㉘ 今秋、田中一村にちなんだ展示を二つ拝見した。上野の東京都美術館の特別展「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」と、千葉市美術館の「千葉市美術館コレクション選 特集 田中一村と千葉」。 無論、無関係に二つの展示がなされたわけではなく、都美の展示の特別協力が千葉市美術館であり、千葉市美の副館長松尾知子が監修を務めているため、連動したものである。 両展とも残念ながら会期終了後であるが、楽しかったので感想を記す。 ● 田中一村展 奄美の光 魂の絵画 @東京都美術館 田中…
■ 絵画等のこと㉗ 2024年10月19日(土)まで赤羽橋のPGIにて開催中の清水裕貴作品展「浮上」を拝見したので、感想を記します。 清水裕貴作品展 浮 上 2024.9.4(水) - 10.19(土) PGI(〒106-0044 東京都港区東麻布2丁目3-4 TKBビル 3F) www.pgi.ac ● 清水裕貴作品展「浮上」 写真家・小説家の清水裕貴を知ったのは、千葉市美術館で開催された「とある美術館の夏休み」だったのだけれど、その時に清水の作品に言及していないので、失礼…
■ 絵画等のこと㉖ 2024年9月24日まで六本木ヒルズ森タワー52階東京シティビューにて開催中の「ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~」を拝見したので、感想を記します。 www.eyesofthestorm.jp ● ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~ タイトルの通り、ビートルズ初期の大変多忙な間、ポール・マッカートニーが撮影した写真を中心とした展示だが、ポールが写っている写真もた…
■ 絵画等のこと㉕ (左上より)➊ 能面 小面(花の小面) / 伝 龍右衛門 作 / 室町時代(気持ち)➋ 伊勢海老自在置物 / 高瀬好山 製 / 明治~昭和時代初期(味)➌ 日出鶴波蒔絵煮物椀 / 中村宗哲 作 / 江戸~明治時代(味)➍ 勝絵絵巻 / 室町時代(音)➎ 香木蘭奢待・錫合子 / 時代未詳(香り)➏ 滝に亀図 / 円山応挙 筆 / 江戸時代(温度)➐ 水郷之図 / 竹内栖鳳 筆 / 昭和時代初期(温度)➑ 萬暦染付写唐子龍図四方食籠 / 永樂保全 作 / 江戸…
■ 絵画等のこと㉔ 2024年9月1日まで渋谷区立松濤美術館にて開催中の「111年目の中原淳一」を拝見したので、感想を記します。 shoto-museum.jp ● 111年目の中原淳一 中原淳一は1913年に香川県に生まれ、昭和期に活躍したファッションデザイナー。元は画家を志していたそうだが、1932年に松屋銀座で開催した自作の西洋人形の個展が雑誌に取り上げられたことをきっかけに、雑誌の編集や企画に携わるようになったそう。 雑誌を通して、女性のファッションを中心に、子どもの…
■ 絵画等のこと㉓ 2024年10月9日まで上野の東京都美術館にて開催中の「大地に耳をすます 気配と手ざわり」を拝見したので、感想を記します。 大地にすます 気配とざわり ● 大地に耳をすます 気配と手ざわり のこと 本展は自然に深く関わりを持ちながら制作にとりくむ、榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコの、五人の現代作家を取り上げたもので、絵画、版画、写真、インスタレーション作品を観ることができる。2023年夏に練馬区立美術館にて拝見した「練馬区立美術館…
■ 絵画等のこと㉒ 2024年6月2日まで八王子市夢美術館で開催中の「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」を拝見したので、感想を記す。 www.yumebi.com ● 川瀬巴水 旅と郷愁の風景 のこと そもそも川瀬巴水は1883年、現在の港区新橋の糸屋の跡取りとして生まれた。周囲の反対があり、画業に専念したのは家業が傾いた25歳頃と、遅い出発だったよう。 鏑木清方の門下として美人画に取り組むが、木版画の版元である渡邊庄三郎に見出され、風景版画に軸足を移す。やがて江戸浮世絵の流れを汲む…
■ 絵画等のこと㉑ 北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画左上より テオドール・キッテルセン「トロルのシラミ取りをする姫」トルステン・ヴァサスティエルナ「ベニテングダケの陰に隠れる姫と蝶」ガーラル・ムンテ「山の中の神隠し」ヴァノイ・プロムステット「冬の日」 2024年6月9日まで新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」を拝見したので、感想を記す。 www.sompo-museum.org ● 北欧の神秘―ノ…
■ 絵画等のこと⑳ ひなまつり定食@鳩やぐら(東京都渋谷区) 2024年3月31日まで静嘉堂@丸の内で開催中の「岩﨑家のお雛さま」と、4月7日まで三井記念美術館にて開催中の「三井家のおひなさま」を拝見したので感想を記す。 www.seikado.or.jp www.mitsui-museum.jp ● 岩﨑家のお雛さま @静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)のこと そもそも静嘉堂文庫は三菱第二代社長岩﨑彌之助と四代社長岩﨑小彌太父子による美術品のコレクションを保存し、世田谷区岡…
■ 絵画等のこと⑲ 2024年3月3日まで千葉市美術館で開催中の「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」を拝見、同時開催の「武士と絵画 ―宮本武蔵から渡辺崋山、浦上玉堂まで―」および常設展「千葉市美術館コレクション選 生誕140年 石井林響とその周辺 他」も堪能したので感想を記す。 www.ccma-net.jp ● サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展 のこと youtu.be 鳥文斎栄之(ちょうぶんさいえいし・細田栄之とも、1756~1829年)が主に残したのは、女性…
…2月の徒然なること/絵画等のこと18.01「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」@千葉市美術館 先週の金曜日から喉の痛み、土曜日はくわえて鼻水と痰、倦怠感、日曜日からは咳が出始め、火曜日まではそれらの症状が続く。熱はほぼ平熱。鼻水と痰、ごくごく少しの咳は未だに続くけれど、病院での診断は風邪であった。コロナでもインフルエンザでもないらしい。良かった。 それで先週は日、月、木曜日をお休みとして、ずっとゴロゴロしていた。ゴロゴロしながら、アニ…
■ 諏訪式。(小倉美惠子/亜紀書房)のこと 千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート(東京都調布市) 2024年1月14日(日)まで調布市文化会館たづくりにて開催中の「千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート」を拝見して、長野県の諏訪という土地に興味を持っていたところへ、『諏訪式。』(小倉美惠子/亜紀書房)と出会い、早速拝読したので、以下に感想を記す。 諏訪式。 作者:小倉美惠子 亜紀書房 Amazon ■ 読んだこと 諏訪とはどこにあるか。長…
■絵画等のこと⑱ 調布市文化会館たづくり にて開催中の「千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート」と関連イベントのクロストーク「風土を喰らう、風土を分解する」を拝見してきたので、感想を記す。 www.chofu-culture-community.org 展覧会情報 開催日2023年10月7日(土) 〜 2024年1月14日(日)※会期中の休館日は以下のとおり 10月23日(月)24日(火)、11月27日(月)28日(火)、12月25日(月)26日(火)29日…
■絵画等のこと⑰ 千葉県立中央博物館にて開催中の「令和5年度秋の展示 手のひらのメディア ー 吉澤貞一マッチラベルコレクション ー」を拝見してきたので、感想を記す。 www2.chiba-muse.or.jp 展覧会情報 令和5年度秋の展示 手のひらのメディア- 吉澤貞一マッチラベルコレクション - 会 期 令和5年10月3日(火)~12月24日(日) 会 場 千葉県立中央博物館 第1企画展示室、第2企画展示室 休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日) 入場料 一般300円 …
■絵画等のこと⑯ 渋谷区立松濤美術館にて開催中の「杉本博司 本歌取り 東下り」を拝見してきたので、感想を記す。 shoto-museum.jp 展覧会情報 会期 2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)September 16, 2023-November 12, 2023前期:9月16日(土)~10月15日(日) 後期:10月17日(火)~11月12日(日)※会期中、一部展示替えあり 入館料 一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生・…
■絵画等のこと⑮ 10月22日(日)までHARUKAITO by islandにて開催中の大小島真木の個展「”not〈 I 〉, not not〈 I 〉“ 私ではなく、私ではなくもなく」を拝見してきたので、感想を記す。 ohkojima.com Exhibition | 9.13.2023 私ではなく、私ではなくもなく2023.9.30-10.22大小島真木個展 原宿のBLOCK HOUSEで個展を開催します。新シリーズ”not〈 I 〉, not not〈 I 〉”の初発…
…詳説いたします。 ●絵画等のこと14.01「練馬区立美術館コレクション+植物と歩く」@練馬区立美術館 練馬区立美術館にて「練馬区立美術館コレクション+ 植物と歩く」を拝見した。(会期は8月25日までで終了済み) NHK連続テレビ小説「らんまん」で、神木隆之介演じる万太郎のモデルとなった牧野富太郎は、練馬区ゆかりの植物学者。本展では富太郎が採集した植物標本、植物画から、現代の画家達による植物を題材とした表現まで、およそ100点ほどを展示。 植物学の世界から、美術の話に入っていく…
■絵画等のこと⑭ 8月27日(日)まで渋谷区立松濤美術館にて開催中の「私たちは何者? ボーダレス・ドールズ」を拝見してきたので、感想を記す。 shoto-museum.jp 私たちは何者? ボーダレス・ドールズThe Infinite World of Japanese Dolls: From Religious Icons to Works of Art2023年7月1日(土)~ 2023年8月27日(日) ●「私たちは何者? ボーダレス・ドールズ」@ 渋谷区立松濤美術館 …
…遅くなりました! ●絵画等のこと13.03「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」@千葉市美術館 千葉市美術館にて開催中の「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」(2023年6月10日[土]- 9月10日[日])を拝見した。 三沢厚彦 Misawa Atsuhiko 1961年京都府生まれ。幼少期から京都や奈良の仏像に親しむ中で、彫刻の魅力に惹かれ、彫刻家を志す。高校、大学と彫刻科で学び、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻…
…易度が高すぎる。 ●絵画等のこと13.02「癒しの動物絵画 -Healing Animal Paintings」@齋田記念館 世田谷区代田にある美術館、齋田記念館にて7月22日(土)まで開催中の展示「齋田記念館 2023年 春季企画展 癒しの動物絵画 -Healing Animal Paintings / ブラタモリ放映記念《特集展示》齋田家の茶業」を拝見してきた。 齋田記念館は幕末から明治期にかけて、茶業に取り組んだ齋田家の歴代当主による作品やゆかりの絵画、書等を収める美術…
…雄弁に語ります。 ●絵画等のこと13.01「エドワード・ゴーリーを巡る旅」@渋谷区立松濤美術館 エドワード・ゴーリーをご存知だろうか? 1925年に生まれ2000年に没した、アメリカの絵本作家である。彼の出版物の原画等を「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250 点の作品で再構成した展示「エドワード・ゴーリーを巡る旅」が、東京都渋谷区の渋谷区立松濤美術館で2023年6月11日(日)まで開催中である。 私はエドワード・ゴーリーについて、名前やなんとなくの作…
■ 千鹿頭 CHIKATO のこと 美術家の大小島真木と文筆家・編集者の辻陽介が、長野県諏訪地方に滞在して制作した映像作品「千鹿頭 CHIKATO」のお披露目上映会が2023年5月13日、対話と創造の森 神田サテライトにて開催されたため、お伺いしてきた。 2022年度滞在制作による新作映像作品 大小島真木+辻陽介『千鹿頭 CHIKATO』(2023) アーティスト立ち会いによるお披露目上映会のお知らせ 2022年4月に諏訪に設立されたアート「対話と創造の森」(長野県茅野市)で…
■絵画等のこと⑬ 千葉市美術館にて令和5年5月21日(日)まで開催中の「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄/実験工房の造形」他を拝見したので以下に感想を記す。 ●「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄/実験工房の造形」@千葉市美術館 のこと 以下、千葉市美術館のWEBページより、展示のリード文を引用する。 本展覧会では、瀧口修造(たきぐち・しゅうぞう、1903-79)、阿部展也(あべ…
…い舞台であった。 ●絵画等のこと12.01「AUGMENTED SITUATION D」@シビッククリエイティブベース東京 他 吉田山らによるXR(VRやAR)を駆使した展示「AUGMENTED SITUATION D」を拝見した。 メイン会場のシビッククリエイティブベース東京(渋谷東武ホテル地下2階)で拝見できるgodscorpionの「無始無終」はヘッドセットをつけて楽しむVR作品で、能「卒塔婆小町」をモチーフに、僧と蛇、道具が禅問答を繰り広げる等の不思議な世界へ、没入し…
■絵画等のこと⑫ 千葉市美術館にて令和5年2月26日(日)まで開催していた「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」を拝見したので以下に感想を記す。 www.ccma-net.jp ●「没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」@千葉市美術館 のこと 亜欧堂田善は1748年に現在の福島県須賀川市に生まれた画家で、当時はその技法すら広まっていなかった銅版画を習得し、活躍した。本名は永田善吉、兄の丈吉も崑山という号で絵を描く人だったそうで、田善も家業の染…
…ないとと感じた。 ●絵画等のこと11.02「ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま」他@千葉市美術館 ・ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま しおたにまみこ『たまごのはなし』自我を持って動き出したたまごの話。でもキッチンにいる他の卵やら時計やらは動き出した彼に賛同してくれなくて、みっともないとか言ったりする。動き出して、屁理屈をこねたり、面倒くさいことを言うたまごに私自身を重ねながら拝見し、それでも周囲の物を尊重す…
…し悲しくなった。 ●絵画等のこと11.01「Felice-幸せな贈り物-」@GALLERY AND LINKS 81 絵画や立体作品のグループ展。お目当てであったねずみを書く画家である Mika さんの在廊日が私の休日であったのは幸い。ゆっくりお話できて楽しかった。ご自作についてお話伺ったほか、他の作家さんの作品についても、ここが凄いと教えてくださった。 Mika さんの作品に出てくるねずみたちは、みんな生き生きとしたキャラクターを持っていて、こんなことを考えているのかなと、…
■絵画等のこと⑪ COFFEE RIN(千葉県千葉市) 10月16日(日)、千葉市美術館に行ってきました。開催中の「新版画 進化系UKIYO-Eの美」(〜11月3日)がお目当てで、私はもともと新版画の代表選手である川瀬巴水や吉田博が大好きでしたので、大変楽しみに伺ったのですが……。 ●「新版画 進化系UKIYO-Eの美」@千葉市美術館 のこと さて、新版画展の感想である。今回、改めて感じたのか、新版画が日本人だけのものではない、ということである。明治期以降、多くの外国人画家が…
■絵画等のこと⑩特別展 鯨 @千葉県立中央博物館・昆虫館 Bar Species へ行ったこと 千葉県立中央博物館にて令和4年9月25日(日)まで開催中の「令和4年度特別展 鯨」を拝見したり、四谷三丁目駅至近の「昆虫館Bar Species」さんに伺ったりと、生物に触れる機会が多くあった。そこんとこ、振り返りながら考えてみたい。 上に載せた写真は、1・2枚目が千葉県立中央博物館で撮影したもの、3〜5枚目が昆虫館Bar Species にて撮影したものである。4枚目の写真を見て…