哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

映画等のこと の検索結果:

映画等のこと㉓ 2023年4月~2024年3月までの連ドラたち

■ 2023年4月~2024年3月までの連ドラたち 最近(2023年4月~2024年3月頃に放送終了した作品)もたくさんの連続ドラマを見た。 視聴したのは、「どうする家康」(NHK・主演:松本潤)、「らんまん」(NHK・神木隆之介)、「ブギウギ」(NHK・主演:趣里)、「勝利の法廷式」(日本テレビ・主演:志田未来)、「だが、情熱はある」(日本テレビ・主演:髙橋海人、森本慎太郎)、「CODE―願いの代償―」(日本テレビ・主演:坂口健太郎)、「厨房のアリス」(日本テレビ・主演:門…

映画等のこと㉒「風よ あらしよ 劇場版」

■ 映画等のこと㉑「風よ あらしよ 劇場版」 フロムトップ(東京都目黒区) 『風よ あらしよ』(集英社)は村山由佳による、伊藤野枝の評伝小説であるが、本作はそれを映像化した作品である。吉高由里子主演により、2022年にNHK BSプレミアムにて連続ドラマとして放送されたが、本作はその劇場版である。私の家はBSが映らないので、地上波で再放送されないかと思っていたのだけれど、今回劇場版が公開されていることを公開後しばらくして知り、地元千葉県では上映が終わってしまっていたため、恵比…

映画等のこと㉑「秒速5センチメートル」

■ 映画等のこと㉑「秒速5センチメートル」 Lotus Cafe(千葉県千葉市) 「君の名は。」で新海誠がアニメ監督として一躍世間に名を轟かせたのは2016年のことである。私自身は新海の最高傑作は2013年公開の「言の葉の庭」だと思っているのだけれど、ともあれ、「君の名は。」公開まで世間的な新海の代表作は、2007年に公開された「秒速5センチメートル」であったと思う。この度、新海作品のリバイバル上映にあたり、第一弾として桜前線とともに上映されている「秒速5センチメートル」を、…

映画等のこと⑳「葬送のフリーレン」

■ 映画等のこと⑳「葬送のフリーレン」 葬送のフリーレン(日本テレビ・主演:種崎敦美 )は山田鐘人・アベツカサによる小学館「週刊少年サンデー」連載中の漫画を原作としたアニメ。去る2024年3月22日、二十八話「また会ったときに恥ずかしいからね」が放送されて、最終回を迎えた。原作漫画はまだまだ続いているため、終わってしまって早々続編が楽しみであるが、第二期の放送については特にアナウンスされていない。ともあれ、一通り拝見したところでの感想を、以下に記す。 以下、たぶんネタバレしま…

好きなものがあること

…かもしれない。 ● 映画等のこと19.01 ところでこれまで「続々々・最近見たもののこと ID : INVADED」、「映画等のこと⑩「平家物語」」、「2023年12月の徒然なること ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」、「映画等のこと⑱ アニメ「王様ランキング」の歌舞伎的側面 等」と、連続アニメについて本ブログにて触れてきている。それぞれに印象に残った作品だったから取り上げたのだと思うけれど、それ以外にどんな作品に触れてきているのだろうか。 以下は私が2011年に大学を卒業して…

2024年2月の読書のこと「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

■ 「ハリー・ポッターと賢者の石」「ハリー・ポッターと秘密の部屋」「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(J・K・ローリング、松岡佑子 / Pottermore Publishing)のこと 馬事公苑(東京都世田谷区) 年末年始、体調を崩して時間があったこともあり、ハリー・ポッターシリーズの映画(ハリポタ八作品(七巻分の内、七巻のみパート一・二に別れている)、ファンタビ三作品)を一気観した。それはそれで楽しかったのだけれど、映画化の常として原作小説からカットされているシーンが…

映画等のこと⑲「ファンタスティック・ビースト」シリーズ

■ 映画等のこと⑲「ファンタスティック・ビースト」シリーズ 映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズは「ハリー・ポッター」シリーズの外伝であり、五部作の予定の内三作、「魔法使いの旅」「黒い魔法使いの誕生」「ダンブルドアの秘密」が公開されている。 最新作の「ダンブルドアの秘密」を、アマゾンプライムビデオで観ることができるとのことで、大変楽しく拝見したあと、過去作のストーリーがだいぶ頭から抜けてしまっていたため、観返すことにした。 「魔法使いの旅」「黒い魔法使いの誕生」と観て…

映画等のこと⑱ アニメ「王様ランキング」の歌舞伎的側面 等

■ 映画等のこと⑱ 「王様ランキング」 ご存知の通り年末年始(二〇二三〜二四)、風邪を引いていた。多少症状が落ち着いてやることがない時、例によってアニメを観た。アニメ「王様ランキング」は十日草輔による漫画を原作に、二〇二一年十月〜翌年三月までフジテレビ系列にて放映された作品である。また二〇二三年には同作の各キャラクターにスポットをあてた前日譚、後日譚等を描いた「王様ランキング 勇気の宝箱」も、やはりフジテレビ系列にて放映された。私はアマゾンプライムビデオで一昨年(二〇二二年)…

映画等のこと⑰「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

■ ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー のこと Rojiura Curry SAMURAI.原宿店(東京都渋谷区) 二〇二三年は体調不良に悩まされた年であった。二月に発熱、PCR検査陰性。七月にも発熱、PCR検査陽性(新型コロナウイルス感染症罹患)、十二月初旬微熱と咳で耳鼻咽喉科にて風邪との診断、そして十二月末、また風邪を引いている。熱は三七度六分前後。倦怠感、喉の痛み、やや咳が出る、鼻水と痰がからむ。 そんなわけで臥せっていてやることがないというか、なにかやる元気もない…

絵画等のこと⑱ 千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート @調布市文化会館たづくり

■絵画等のこと⑱ 調布市文化会館たづくり にて開催中の「千鹿頭 CHIKATO 大小島真木 調布×架ける×アート」と関連イベントのクロストーク「風土を喰らう、風土を分解する」を拝見してきたので、感想を記す。 www.chofu-culture-community.org 展覧会情報 開催日2023年10月7日(土) 〜 2024年1月14日(日)※会期中の休館日は以下のとおり 10月23日(月)24日(火)、11月27日(月)28日(火)、12月25日(月)26日(火)29日…

2023年7月の徒然なること

…た。勉強になる。 ●映画等のこと16.01「君たちはどう生きるか」のこと 〈以下、ネタバレを含みます〉 スタジオジブリによる、宮﨑駿が原作・脚本・監督をつとめる、長編映画。上のビジュアルが公開されただけで、中身をまるで出さないという広報手法が話題であった。登場人物や出来事が雑多であり、それぞれの登場人物の言動がなぜそうなるのか、私には理解しがたいことが多かったため、色々思い返して整理しないとよくわからないな、というのが第一印象。 主人公・牧眞人のある嘘というのが一つ重要な出来…

映画等のこと⑯「千鹿頭 CHIKATO」

■ 千鹿頭 CHIKATO のこと 美術家の大小島真木と文筆家・編集者の辻陽介が、長野県諏訪地方に滞在して制作した映像作品「千鹿頭 CHIKATO」のお披露目上映会が2023年5月13日、対話と創造の森 神田サテライトにて開催されたため、お伺いしてきた。 2022年度滞在制作による新作映像作品 大小島真木+辻陽介『千鹿頭 CHIKATO』(2023) アーティスト立ち会いによるお披露目上映会のお知らせ 2022年4月に諏訪に設立されたアート「対話と創造の森」(長野県茅野市)で…

映画等のこと⑮2022年10月~2023年3月までの連ドラたち

■映画等のこと⑮2022年10月~2023年3月までの連ドラたち トモキッチン(東京都渋谷区) 最近(2022年10月~2023年3月頃に放送終了した作品)もたくさんの連続ドラマを見た。 視聴したのは、「鎌倉殿の13人」(NHK・主演:小栗旬)「探偵ロマンス」(NHK・主演:濱田岳)「舞いあがれ!」(NHK・主演:福原遥)「アトムの童」(TBS・主演:山崎賢人)「ファーストペンギン!」(TBS・主演:菜緒)「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日・主演:岡田将生)「相棒 seaso…

映画等のこと⑭「すずめの戸締まり」

■映画等のこと⑭「すずめの戸締まり」 新海誠による新作映画「すずめの戸締まり」を拝見したので、感想を記す。※ ネタバレを含みます。 映画『すずめの戸締まり』公式サイト お話は子供時代の岩戸鈴芽(原菜乃華)が廃墟のようなところを彷徨っているところから始まる。打ち上げられた何艘もの船が映し出され、それが2011年の東日本大震災後の東北を踏まえたシーンであると示唆される。そもそも震災の記憶をエンターテイメントとして、アニメーションで描き出すことにも、様々な意見があるのかもしれない。…

2022年10月の徒然なること

… 他を記します。 ●映画等のこと13.01「四畳半タイムマシンブルース」 渋谷のシネクイントに向かった。途中、ロフトの前に道祖神があり、思わず写真を撮った。完璧にお上りさんである。映画は「四畳半タイムマシンブルース」を拝見した。 上田誠・ヨーロッパ企画による舞台「サマータイムマシンブルース」を、森見登美彦が自作『四畳半神話大系』の世界観でリメイクした、小説『四畳半タイムマシンブルース』が原作。脚本は上田誠。監督の夏目真悟は、湯浅政明監督によるアニメ「四畳半神話大系」「夜は短し…

映画等のこと⑬2022年4月~2022年9月までの連ドラたち

■映画等のこと⑬2022年4月~2022年9月までの連ドラたち LAITIER(東京都渋谷区) 最近(2022年4月~2022年9月頃に放送終了した作品)もたくさんの連続ドラマを見た。視聴したのは、「ちむどんどん」(NHK・主演:黒島結菜)「パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜」(日本テレビ・主演:ディーンフジオカ・岸井ゆきの)「初恋の悪魔」(日本テレビ・主演:林遣都・仲野太賀)「マイファミリー」(TBS・主演:二宮和也)「インビジブル」(TBS・主演:高橋一生・柴咲コウ)…

2022年9月の徒然なること

…紹介いたします。 ●映画等のこと12.02「ONE PIECE FILM RED」 ONE PIECE FILM RED を拝見しました。 ONE PIECE についての知識= ルフィ・ナミ・ゾロ・チョッパーはどれだかわかる。 ゴムゴムの実は聞いたことがある。以上。 という私が見ても、話はわかるし、良い話だった。本作の主役? いや、主役はルフィなのだけど、でも常にストーリーの中心にいるのはウタという女性。ものすごく歌がうまい、音楽の島で生まれ育ち、その島から出ずにオンライン配…

映画等のこと12.01「犬王」友魚のこと

■映画等のこと12.01「犬王」友魚のこと この記事は Lotus cafe のアイスコーヒーを飲みながら書きました。 映画「犬王」を拝見したので、前回に続いて感想を記す。※ ネタバレを含みます。 劇場アニメーション『犬王』 古川日出男による『平家物語 犬王の巻』を原作とした劇場アニメーションを拝見し感想を語り足りないのでまだまだ記していく。 平家物語 犬王の巻 (河出文庫) 作者:古川日出男 河出書房新社 Amazon ●友魚のこと 本作には友魚という琵琶法師が登場する。壇…

映画等のこと⑫「犬王」

■映画等のこと⑫「犬王」 この記事は Lotus cafe のアイスチャイティーを飲みながら書きました。 映画「犬王」を拝見したので、感想を記す。※ ネタバレを含みます。 劇場アニメーション『犬王』 本作は古川日出男による『平家物語 犬王の巻』を原作とした劇場アニメーションである。本作に先駆けて同じく古川日出男が翻訳した『平家物語』を原作とするTVアニメ「平家物語」(フジテレビ・監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、主演:悠木碧)が放映されていた。そちらは静かな印象の作品であったた…

映画等のこと⑪「ツユクサ」

■映画等のこと⑪「ツユクサ」 この記事は星乃珈琲店のスフレパンケーキを食べながら書きました。 映画「ツユクサ」を拝見したので、感想を記す。※ ネタバレを含みます。 映画『ツユクサ』公式サイト (tsuyukusa-movie.jp) 本作の主人公・五十嵐芙美(小林聡美)は、(物語が進むにつれてわかってくることなのだけれど)息子を7歳の時に亡くしていて、どうやらそれが原因でアルコール依存症である。アクセサリーの加工等を生業とする潮田欽三(瀧川鯉昇)が会長を務める断酒の会に参加し…

映画等のこと⑩「平家物語」

■アニメ「平家物語」のこと アニメ「平家物語」(フジテレビ)全11話を拝見した。新年早々、本作と大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)と鎌倉時代を描く作品が併走したわけだけれど、こういうの狙って大河に合わせたのだろうか……。 本作は平家の栄華と没落を描いた、鎌倉時代の軍記物である『平家物語』の、古川日出男による現代語訳を底本としている。同現代語訳版には作中に、琵琶法師による琵琶の擬音が挿入されているそう(未読)。作品の舞台でもある平安時代には、盲目の琵琶法師が貴族の屋敷に出入…

映画等のこと⑨2021年11月~2022年3月までの連ドラたち

■映画等のこと⑨2021年11月~2022年3月までの連ドラたち LAITIER(東京都渋谷区) 最近(2021年11月~2022年3月頃に放送終了した作品)もたくさんの連続ドラマを見た。視聴したのは、「青天を衝け」(NHK・主演:吉沢亮)「恋せぬふたり」(NHK・主演:岸井ゆきの)「真犯人フラグ」(日本テレビ・主演:西島秀俊)、「相棒 Season20」(テレビ朝日・主演:水谷豊)「和田家の男たち」(テレビ朝日・主演:相葉雅紀)「ラジエーションハウスⅡ ~放射線科の診断レポ…

映画等のこと⑧「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」

■映画等のこと⑧「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」 2年ぶりに幼女に紛れながら、映画「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」を拝見した。前作「とびだす絵本とひみつのコ」は2019年に私が観た映画の中でベストだと思っているが、今作は2021年、今年私が観た映画の中で、ベストである。 ※以下、ネタバレを含みます※ ●すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ のこと 冒頭で可愛い魔法使いたちの姿が描かれる。わん、つー、すりー、ふぉー、ふぁいぶ、の五人。五年に一度の青い大満月の日に…

2021年11月の徒然なること

…ku.or.jp ●映画等のこと7.01「劇場版 きのう何食べた?」 kinounanitabeta-movie.jp 連続ドラマ(テレビ東京)で放送中から楽しんでいた「きのう何食べた?」の劇場版を拝見してきた。原作はよしながふみによる漫画。主演は西島秀俊、内野聖陽。脚本が、この半年私が熱狂していた朝ドラ「おかえりモネ」(NHK・主演:清原果耶)の安達奈緒子である。今回訴えたいのは、この安達の素晴らしさである。 そもそもの前提として男性の同性愛者のカップルが主人公という、マイ…

絵画等のこと⑤「福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧」@千葉市美術館 他

■絵画等のこと⑤ 2021年芸術の秋に…… このところ、見たい美術展が立て込んでおり、一週間に三箇所という暴力的なペースで拝見してきたので、吐き出します。 ●柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年@東京国立近代美術館 のこと 東京国立近代美術館にて開催中(〜2022年2月13日)の「民藝の100年」展。 民藝とは柳宗悦らが、1920年代から提唱しはじめた、所謂芸術作品ではなく、日常使いの器や道具、衣類等で、美を感じるもののこと。そうした焼き物等のことを下手物(げてもの)と呼ぶ…

映画等のこと⑦「おかえりモネ」その他の連ドラたち

■映画等のこと⑦「おかえりモネ」その他の連ドラたち 最近(2021年7~10月頃に放送終了した作品)もたくさんの連続ドラマを見たが、圧倒的に私が熱中したのが「おかえりモネ」(NHK)である。本作を中心にその他の連続ドラマについて述べていく。 ●おかえりモネ(NHK・主演:清原果耶)のこと 朝ドラ #おかえりモネ を見る。登場した能舞台は伝統芸能伝承館 「森舞台」、300年近い歴史と伝統を誇る登米能(とよまのう)のホームステージとして平成8年(1996)年にオープンしたそう。設…

2021年10月の徒然なること

…ないだろうから。 ●映画等のこと6.01「岬のマヨイガ」 misakinomayoiga.com 少し前の話になるが、映画「岬のマヨイガ」を拝見いたした。(以下、ネタバレを含みます。)『遠野物語』をはじめとする、東北の民話や信仰を題材に、優しい物語で震災直後の東北・狐崎を描いた作品。17歳の少女ユイと8歳の声を亡くした少女ひよりは不思議な老女のキワに導かれて、ある古民家で暮らし始めるのだけれど、それがマヨイガで……。マヨイガというのは訪れたものをもてなし、また富をもたらすとい…

映画等のこと⑥「TOVE/トーベ」

■映画等のこと⑥「TOVE/トーベ」 日本でも大人気のキャラクター、ムーミンの生みの親である、トーベ・ヤンソンを題材とした映画を、新宿武蔵野館にて拝見してきたので、以下に感想を記す。 klockworx-v.com ●TOVE/トーベ(監督:ザイダ・バリルート)こと ムーミンはトーベ・ヤンソン(1914〜2001年)がフィンランドの風刺雑誌「ガルム」(1923〜1953年)の表紙や挿絵のイラストを描く際に、自分の分身として登場させたそう。当初はスノークと呼んでいて、Toveの…

映画等のこと⑤2021年6月までの連ドラたち

■映画等のこと⑤2021年6月までの連ドラたち 最近(2021年4~6月頃に放送終了した作品)もたくさんの連続ドラマを見た。「おちょやん」(NHK)「コントが始まる」(日本テレビ)「特捜9 season4」(テレビ朝日)「珈琲いかがでしょう」「生きるとか死ぬとか父親とか」(以上、テレビ東京)「イチケイのカラス」「大豆田とわ子と三人の元夫」(以上、フジテレビ)。この中から印象に残った作品を、オススメの三選として、以下の通り紹介したい。 ところで、前回の三選の候補に「麒麟がくる」…

あいみょん「愛を知るまでは」のこと

■あいみょん「愛を知るまでは」は何故名曲なのか 本曲を主題歌とする、ドラマ「コントが始まる」(日本テレビ・主演:菅田将暉)は、菅田に仲野太賀、神木隆之介演じるコントトリオ「マクベス」の三人、そして彼らのファンであるファミレス店員役の有村架純とその妹役の古川琴音らを描く、青春群像劇である。二十代の後半を彼らは夢に破れたり、社会の荒波に揉まれたりしながら、それでも生きていくわけだが、そうしたストーリーと本曲の歌詞や曲調はよくマッチしている。 私はドラマの主題歌を熱心に聞く方ではな…