■タロットで占ってもらったこと
最近、私の周りで、不思議とタロット占いを行っている人が多くいる。行っている、というのは自らカードを買って、占いに興じている、という意味であり、占い師を訪ね歩いているわけではない。
そこで戯れに私も占ってもらったため、その結果をここに書き留めておこうと思う。
●私の恋愛運
さて、恋愛運については二人の先生、S先生とI先生に占ってもらった。
その結果の中で共通しているのは、現在の相手との間でなんらかの終わりがある、それは交際の終わりのことなのかもしれないし、関係性の変化のことなのかもしれない、ということであった。いずれにせよ、何らかのショックであったり、区切りがあって、そこから生まれ変わる、最終的には良い方向に進む、というようなものである。
その他、いろいろと話をされたが、不思議と当たっているように思われた。自分の過去、現在、今の気持ちや願望について、妙に見透かされているような、そんな気がした。
●私の仕事運
次に私の仕事運である。こちらはS先生のみである。先生の集中力が切れていたのか、逆位置と呼ばれる、占い師に対してカードが上下反転しているのが多かった。
内容だが、まずふがいなさ、もどかしさを私が感じているそうであった。そのうえで、再挑戦や避けてきたことへの向き合い、という願望を持っているとのことで、これはまさに私の現状に当てはまる。そしてアドバイスとしては、臨機応変に気楽に挑むことの大切さ、苦しい状況に置かれても、意地を張らずにアドバイスを求めることの大切さがあげられた。このあたりも、私の現状に合っているかのようで、もちろん、占い師は私の知人であるため、私のパーソナリティに適した話をしているのであろうが、それでも彼らのあずかり知らぬことまで説明してくれたので、びっくりした。
●タロット占いとは
タロット占いとは、カードをめくって、そこに示されたことを読み上げればいい、というものではないというのが、今回の経験からわかった。占い師は、そのカードの意味を総合的に判断して、占われている人の様子を見ながら、我々がより良い方向に進んでいけるような、アドバイスをする、そんな人生相談であったり、我々の不安を聞き出し緊張をほぐすカウンセリングの技法なのだ。その意味で占い師とは、未来を読む力ではなく、人間力が試される仕事であるな、と感じた。彼らが占いにはまる理由が少しわかった気がした。
■小田原北條五代祭り
先日、小田原北條五代祭りに参加してきた。その祭りの中でパレードのようなものがあって、馬が武将に扮した人々を乗せて練り歩くのだが、その馬の口取り役を、足軽の恰好をして務めてきたのである。私が引っ張った馬はたいそうおじいさんであり、私はその馬に半年ぶりにあったのであるが、前を行く馬が離れて行ってしまうと、ひひぃーんと嘶いて、前にぐいぐいと進み、目の前で旗持ちをしている人々に突っ込みそうになることが何度もあった。その度に私は引綱を引っ張ってその馬を制する必要があり、手のひらがひりひりし、指には力が入らなくなった。とはいえ、そんなおじいさん馬が元気に私を引っ張る姿を見れたことが、私には嬉しく感じられた。いつまでも元気であれ、チャーリー、そして来年も彼と一緒に、あの行列を歩きたいと思う、そんな連休であった。