【おいしいはなし】
■世界はおばあさんでできている その日は、前日までの夏日が嘘のように、急に肌寒くなった日であった。仕事帰りの電車は、都市部を離れるにつれて、徐々に人影もまばらになり、私の住む町に着くころには、ただくたびれたスーツを着た中年の男性が、ぼんやり…
■第52回スプリンターズステークスのこと 船橋法典駅→中山競馬場は地下道で10分ほど。改修中でした。 動く歩道があります。台風迫る中山は人影もまばら。 ターフィー☆50もいました。 翠松樓も空いていました。GIの昼過ぎなのに、チャーシューワンタン麺が食べ…
■今日考えていたこと ●国立新と新国立のこと 今日、朝7時半に起床し、もぞもぞと支度をして、8時半頃自宅を出発した。千代田線の乃木坂駅から、直結の国立新美術館に到着したのは、開館時間の10時を15分ほど経過したときであった。道中、国立”新”美術館、”新…
■金沢のこと ●金沢21世紀美術館 この美術館は特異な美術館である。美術館の建物の内外には、十点ほどの、彫像やインスタレーションアートが存在し、それらを一部無料で鑑賞できる。すべてを鑑賞するためにはその時の企画展示のチケットを買わなければならず…
■自分へのご褒美が大事ということ 皆さん、自分へのご褒美、できていますか? 自分の頑張りに、きちんと報いることができていますか? 私はこれまで、我慢することが多かった気がする。例えば物欲、こんなカバンが欲しいと思っても、イメージに合うのを探し…
■『スピノザ『神学政治論』を読む』を読んで これは標題の著作を読んで私の感じたことである。であるからして、この本の言っていることや、スピノザが言いたかったことからは乖離しているかもしれない。その点を踏まえて読んでいただければと思う。 スピノザ…
■文筆について 文筆について書いてみたいと思う。文筆、とりわけ小説については、私は長い手紙だと思っている。言い換えれば文筆は、コミュニケーションの一形態である。文芸の創作、アートの神髄、芸術性の発露、黒い欲望の濁流、そんな素敵なものではない…
■幸せな状態について 幸せな状態についての議論であった。私にとって幸せな状態とは、他者との関係性の中に存在すると思う。それはそうであろう。実は我々は、多かれ少なかれ、他者と関係を持ちながら生活している。もちろん、そうでないと考える向きもあろ…
■幸せとは何か 幸せになる。今年の初め、ある会合で私は今年の抱負として、こう宣言した。 それからおよそ二か月が過ぎた今、思うことがある、幸せとは何か。 お手々のしわとしわを合わせて幸せとか、そんなものでないことは自明である。それでは私の宣言し…