哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

疲れました

■疲れました


久徳(千葉県千葉市

 私は疲れている。仕事が、つまり生活の糧を得るための仕事が、大変立て込んでおり、日々日々その山を切り開くのにあくせくしているからである。

 あくせくとは齷齪と書くらしい。ところで齷齪とはなんであろうか? 齷齪しているというと、何かで忙しくて一杯一杯というイメージがあるが、そうした私の認識はあたっているのか否か、goo辞書(出典:デジタル大辞泉小学館))を紐解いてみると、「[副](スル)《「あくさく」の音変化》細かいことを気にして、落ち着かないさま。目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。「―(と)働く」「つまらないことに―する」」とある。方向性は合っているように思うが、細かいことや目先のことを気にしてというニュアンスということは、きちんと言語化できていなかった。なるほど、こうして辞書を紐解くと勉強になる。

 ところで、紐解くとはなんであろうか? 書籍にあたって調べることの意で使っている(web上の辞書で調べる時には、本当は使わないのではないかと思っている)けれど、こうした私の認識はあたっているのか否か、goo辞書(出典:デジタル大辞泉小学館))にあたってみると、「[動カ五(四)]1 《書物の帙 (ちつ) のひもを解く意》書物を開く。本を読む。「漢籍を―・く」2 《1から》書物などで調べて真実を明らかにする。「歴史を―・く」3 衣服の紐、特に、下紐を解く。「秋風に今か今かと―・きてうら待ち居 (を) るに月傾きぬ」〈万・四三一一〉4 つぼみが開く。「ももくさの花の―・く秋の野を思ひたはれむ人なとがめそ」〈古今・秋上〉」」とある。

 なんとなく、私の理解があたっていそうで、安堵する。ただし、こうした辞書に示された意味だけが正解でないのも、また事実である。言葉の意味は変わる。それは時代とともに変わることもあれば、人と人との関係性により、一瞬一瞬で変わってしまうこともある。私の口から発せられる言葉が、いかに意味として正しくても、人によっては正しくとらない人もいる。

 ともあれ、私は忙しくて疲れており、同時にこのようなブログをいつまで続けられるのやら、自信がなくなってきている。自信があろうと、なかろうと良い。書き続ければよいだけである。

 

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