哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

リフヌアのこと

■ リフヌアのこと


桂林餃子 満足 新検見川北口店(千葉県千葉市

 昨年末(2023年12月)以来、咳が続いており咳止め薬を処方されたのだけれど、その薬の副作用が「味がわかりにくくなる」というもので、記録を残した。処方されたのはの2024年1月22日(月)、朝晩食後に服薬、10日間で、1月22日の夕食後より服薬をはじめ、2月1日(木)の朝食後が最後の服薬であった。

 服薬二日目(1月23日)の午前中、スタバでホワイトオペラフラペチーノ(職場の上司は私にフラペチーノを飲ませることが趣味である)を飲んだ際に、甘いはずのフラペチーノがまるで甘くなく、というか味がしなかったことを記憶している。それがこの薬の副作用を認識した最初である。以下、私の Instagram/Facebook での投稿を引用しつつ振り返る。

 先日の投稿の通り、年末年始の風邪以来、咳が3週間程続いており、かかりつけ医に相談したところ、リフヌアという薬を処方されました。

リフヌア®錠の作用について https://lyfnua.jp/what/

 薬剤師さんからは、食べ物の味がしょっぱい感じになるかもと伺っていたのですが、しょっぱいというよりは何も感じない? 匂い、風味はわかるのと、甘みも辛味もうっすらとは感じるのですが、なんか何もかももわっとした味に感じます。

 困った。

 ちなみに服薬始めたのは昨日の夜から、処方されたのは10日分です。

 なるほど、今朝から咳はほぼ収まっております。(2024年1月23日)

 引用中のリンク先ではリフヌアの副作用について「リフヌア®錠を服用した際に多く現れる副作用は、「味が変わった*1」「味がわからない」などの味覚の変化であり、P2X3受容体への作用に由来するものと考えられています。*1 苦味、金属味、塩味など」と説明しており、「お薬を開発する際に行われた治験では、リフヌア®錠の服用中に味覚の変化が現れた患者さんの割合は65.4%(447/683例)でした。多くは服用を始めてから数日以内に現れました。服用中でも、あるいは服用を止めることで96.0%(429/447例)が回復したことが確認されています。」としている。

 おはようございます。

 今朝も変わらず咳止め薬(リフヌア)の副作用のため、味がいまいちわからないのですが、どうも全くわからないわけではなく、3〜4割くらいの味に感じている、ように思われます。

 東北大学病院NST通信35号(2013年12月) https://www.hosp.tohoku.ac.jp/departments/d3310 によると、「(抜粋)「味覚障害」とは、味を感じなくなったり(味覚消失)、感じにくくなったり(味覚減退)、口のなかに何もないのに特定の味がする(自発性異常味覚)などの状態をいいます。」とのことで、味覚減退が近いのかなと感じています。

 同資料によると、「(抜粋)65歳から94歳の健康な高齢者を対象として味覚検査を行い……約3人に1人(36.6%)に味覚障害がみられました。……高齢者の味覚障害では唾液分泌量低下が大きな原因と考えられました。……一方、東北大学の新入生を対象とした味覚検査では、24.8%に味覚障害がみられました。味覚障害の学生の食生活について調べてみると、朝食を食べない、ジャンクフ-ドやファ-ストフ-ドが多いなどが明らかとなり、若年者の味覚障害は食生活の乱れと関連することがわかりました。」とあり、若年層にも相当数が味覚障害があることが意外でした。

 私の場合は、薬の副作用で、服薬が終われば治る、らしいのですが、調べていると味覚障害は、亜鉛の不足やストレス等心因性のもの、近年だとコロナの後遺障害でも起こり得るそうですので、ご自愛ください。(2024年1月24日)

 上は服薬三日目の投稿で、正直この味がしない状態が十日間続くのは辛いな、という気持ちを抱いていた。服薬期間の後半には薬を飲んで時間が経てば味を感じるようになることがわかり、多少は気が楽になったが、味がしないというのは気持ち的にも負担がかかり、大変であった。なので翌日も、味覚障害について色々と調べている。

 引き続き、咳止め薬リフヌアの副作用と思われる味覚障害が続いております。服薬始めてから食べたものは全体的に味が遠のいており、それでも毎週食べているものは、あーいつもより薄い、と思うだけなのですが、初めて食べるものは、これはそもそもどういう味なんだというのがわからず、もやもやします。

 お陰様で多少は味を感じられるのですが、味覚の種類もよるように思います。「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「うま味」で、5つの基本味「五味」と呼ぶそうですが、この3日間程の感じだと、苦味は6割、甘味と塩味は4割、うま味は2割くらい感じられて、酸味はまるで感じない、という印象です。なので、いちごやヨーグルトやヤクルト1000が、ただ甘いだけに感じます。

 ネットで調べる限りですが、リフヌア錠45mg(ゲーファピキサントクエン酸塩錠)は難治性の慢性咳嗽に効果があるとのことで、咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019では、咳嗽は持続期間により、3週間未満の「急性咳嗽」、3週間以上8週間未満の「遷延性咳嗽」、8週間以上の「慢性咳嗽」に分類されるといいます。私の場合咳が特に続いているのは年末年始に風邪を引いて以来なので、3週間強なのですが、12月上旬にも風邪を引いていたので、そこから8週間近くなるとのカウントなのか、まあ処方された理由は詳しくわかりません。

 咳は、気道内のATPという物質がP2X3受容体に結合することで、受容体が開いて陽イオン(カチオン)が通過し、その刺激が神経を伝わって起きることがあり、リフヌア錠は、P2X3受容体にはたらいて刺激が伝わるのを防ぐ作用があり、咳を抑えると考えられている、とのことで、どうやらP2X3受容体が味神経にも発現しているため、味覚に関連する副作用を伴うもようです。

 なお肝心の咳は、完全にではないですが、確かに服薬を始めてからはほとんどおさまっており、ふとした際に咳き込むことはありますが、咳で夜眠れない等はないです。(2024年1月25日)

 そうそう上述の通り、Webで出てくるリフヌアの効能と私の症状は必ずしも一致しない。むしろ私よりもっと咳が長く続いている方への薬のようで、その点は何故処方されたのか不明である。ただ、診察(服薬一日目)の前夜も咳で夜中に目を覚まして眠れなくなるなど、生活に不便が出ていたので、味がしないという不便を受けいれうる程度には、咳がおさまってありがたかった。

 引き続き、咳止め薬(リフヌア)服用の副作用で、味が上手く感じられません(全体的に薄味に感じる)。ただ昨夜、かつやのカツ丼(梅)をいただいた際は割とカツ丼の味がしました。副作用がおさまってきているのか、かつやの味付けが濃いのかは不明です。前述の通り、酸味がホントにわからなかったのですが、昨夜の付け合せのサラダの青じそドレッシング、今朝のヨーグルト(ソフール)で、多少酸味を感じたので、多分多少は副作用が弱まっているものと、思われます。 (2024年1月26日)

 服薬五日目(1月26日)になってようやく薬に慣れてきたような感がある。

 薬(リフヌア)の副作用で味が感じにくい件ですが、多少良くなっていて、昨日の昼間にエビンのチーズナンカレー一種セットを食べた際は、6割くらいは感じ取れている(4割くらい薄味に感じる)印象でしたが、時間帯にもよるようで、この数日朝ごはんはあまり味を感じない事が多いです。服薬が朝晩なので、薬を飲んでからの経過時間との兼ね合いなのか? 不思議です。 (2024年1月27日)

 服薬六日目(1月27日)朝の投稿後はリフヌアの味覚障害についてほぼ触れておらず、十一日目(2月1日)朝食後に最後に薬を飲んでその日の昼ごろまでは、状態は変わらなかった。もともお夕飯時は、朝食後の服薬から時間が開くこともあり、かなり味覚は戻ってきており、この日も桂林餃子 満足 新検見川北口店にて、五目あんかけ炒飯を美味しく頂戴した。服薬終了後はお陰様で、味覚も普通に戻っているし、服薬中よりやや痰が絡むようには思うが、咳は出ていない (服薬終了より丸三日半後の2月4日現在)。

 リフヌアの服薬に関する備忘録として、以上を報告する。

 

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