哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年5月の読書のこと「ワールド・カフェから始める地域コミュニティづくり」

■ワールド・カフェから始める地域コミュニティづくり:実践ガイド( 香取一昭・大川恒/学芸出版社)のこと ワールド・カフェをご存じだろうか。カフェのようなリラックスした雰囲気の中で話し合う方法の一つで、これを使えば大人数での話し合いもまとめるこ…

読書会のこと①「能の物語りを読んでみよう!-加茂-」

■能の物語りを読んでみよう!-加茂- のこと シテ方金春流能楽師の柏崎真由子さんが主催する、オンライン(zoom)での、謡本(能の台本)の読書会である「能の物語りを読んでみよう!-加茂-」に参加したため、感想を記す。なお柏崎さんは、2021年6月26日…

絵画等のこと④「大・タイガー立石展」@千葉市美術館

■絵画等のこと④「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」@千葉市美術館 千葉市美術館と著者 千葉市美術館にて2021年7月4日(日)まで開催中の「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」を拝見したので、感想を記しタイガー。 ●タイガー立石のこと タイガー立石…

人生の折れ線グラフ(2021年5月ver)のこと

■人生の折れ線グラフ(2021年5月ver)のこと YoutubeチャンネルのたっくーTVれいでぃおさんにて、「人生の折れ線グラフを書いて下さい。」という動画が、2020年6月5日に公開された。 人生の折れ線グラフを書いて下さい。 動画の内容は、自分の各年齢での折れ…

2021年4月の読書のこと「王の庭師」

■王の庭師(ナディア・アーレンベルク(著)久利生杏奈(訳)/紅龍堂書店)のこと 本八幡屋上古本市 『王の庭師(原題:Der Gärtner des Königs)』の版元であり、また翻訳を担当された紅龍堂書店の久利生杏奈さんと初めてお目にかかったのは、2021年3月20日(土…

映画等のこと④シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

■映画等のこと④シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| コーヒーティラミスフラペチーノと映画半券 エヴァンゲリオンと初めて出会ったのはいつであっただろう。もちろん、その名前は知っていて、何やらへんてこな人気アニメという情報もあったのだけれど、きちんと…

2021年4月の徒然なること

■2021年4月の徒然なること 2021年3月26日 月と桜(東京都渋谷区) ●まん延防止等重点措置のこと 2021年4月12日(月)から5月11日(火)を対象期間として、新型インフルエンザ等対策特別措置法第31条の4に基づくまん延防止等重点措置が、東京都の23区と6市に…

第31回久習會のこと @国立能楽堂「船弁慶」他

国立能楽堂(東京都渋谷区) 最近、拝見した能楽公演の感想を記す。 ■2021年3月30日(火)第31回久習會のこと @国立能楽堂「船弁慶」他 シテ方観世流橋岡家の玄人門下による、第31回久習會公演を拝見した。狂言「魚説経」能「船弁慶」。 能楽公演は原則的に…

映画等のこと③2021年3月までの連ドラたち

■映画等のこと③2021年3月までの連ドラたち 最近(2021年1~3月頃に放送終了した作品)もたくさんの連続ドラマを見た。「六畳間のピアノマン」(NHK)「相棒 season19」「にじいろカルテ」「24 JAPAN」(以上、テレビ朝日)「俺の家の話」「天国と地獄~サイ…

敷設のこと⑤「本八幡屋上古本市」

■敷設のこと⑤ 桜が咲いた、あっという間に。もう少しゆっくりゆっくり咲くものだと思っていたら、冬の陽気から急に暖かくなったある日、桜が開花しましたとニュースが言っていた。困った。新型コロナウイルスが蔓延する中で、何も飲食を伴うお花見をする気は…

2021年3月の読書のこと「三体Ⅱ 黒暗森林」

■三体Ⅱ 黒暗森林(劉慈欣/早川書房)のこと ●黒暗森林のこと さて、中国発のSF大作である『三体』の第二巻をようやく読了した。前回、第一巻を読了後に、地元の図書館に予約を入れたため、半年以上順番待ちをした、ということになる。しかし、相変わらずのス…

2021年3月の徒然なること

■2021年3月の徒然なること キッチンポテト(千葉県千葉市) 今月は多忙につき、ササッと徒然いたします。 ●映画等のこと2.01「六畳間のピアノマン」 「六畳間のピアノマン」(NHK総合)は、『逃げ出せなかった君へ』(安藤祐介/角川書店/文庫化に際して『六…

幻の東京五輪

■幻の東京五輪 ●青木直樹(当時、58歳会社員・所沢市)の証言 運良く、開会式に当選したんです。インターネットで抽選でした。申込みの初日には、Webサイトへのアクセスが集中して、一時間待ちとか、ざらでしたね。家族で観に行って、新しくなった国立競技場が…

温故知新のこと③「2017年7~9月の手帳より」

■温故知新のこと③「2017年7~9月の手帳より」 引き続きこのブログを始める以前の手帳を振り返っている。3年前、2017年の夏。不調の底をついた私の記録である。後は浮かび上がるしかないではあるまいか? ●2017年7月のこと 7月1日(土):三田に墓参りに行く…

2021年2月の徒然なること

■2021年2月の徒然なること ーALCA DELI.ー(門司港名物焼きカレー・千駄ヶ谷) さあ今月もやってまいりました、貴方と私の徒然タイムです。 ●もしも偉人が旅したら ~行き先は室町時代⁉~ のこと @宝生能楽堂「三輪」他 宝生能楽堂にて、「もしも偉人が旅し…

ヴァレンタイン・デイ

■ヴァレンタイン・デイ ヴァレンタインの夜、ある郊外の洋館にまつわる血塗られた歴史が繰り返す。動き出した歯車はもう止まらない。ノンストップ・アクション・ホラー。 そもそもウァレンティヌス(聖バレンタイン)は、3世紀頃の人物で、故郷に妻子を残し…

2021年2月の読書のこと「アメリカン・ブッダ」

■アメリカン・ブッダ(柴田勝家/早川書房)のこと 大河ドラマ「麒麟がくる」で柴田勝家役の安藤政信はイケメンすぎるきらいがあり。もう少しこう、太くて豪快そうな、そうそうこれこれ、というまさに柴田勝家なビジュアルなのが本書の著者である柴田勝家。気…

2021年1月の読書のこと「南方熊楠と宮沢賢治 日本的スピリチュアリティの系譜」

■南方熊楠と宮沢賢治 日本的スピリチュアリティの系譜(鎌田東二/平凡社)のこと 2019年1月敷島書房にて 著者の鎌田東二のことは、国立能楽堂の公演プログラムである、『月刊国立能楽堂令和2年11月号』で知った。能について語りつつ、哲学者のニーチェを登場…

2021年1月の徒然なること

■2021年1月の徒然なること ●緊急事態宣言のこと cafe FIVE(千葉県千葉市) 新型コロナウイルス感染拡大に起因して、令和3年1月7日(木)に再度の緊急事態宣言が発令された。ただし、広く社会活動が制限された、昨年4月の同宣言と異なり、今回は午後8時以降…

2020年の競馬予想のこと

■2020年の競馬予想のこと 2020年12月5日 御殿場カルチャーファームにて ●競馬好きであるために 馬が好きである。小学校中学年の頃から乗馬を初めて、大学では乗馬サークルに入った。今も年に数えるほどであるが、おんまの稽古をしている。 馬好きというと競…

2020年の読書のこと

■2020年に読んだ本ベスト5 毎年の恒例となっている、前年の一年間に私が読んだ(出版年等は問わず再読も含む)本の中からオススメ本を紹介する試みであり、2018年:1位『朗読者』(ベルンハルト・シュリンク/新潮社)、2019年:1位『夜行』(森見登美彦/小学…

第五回善之会のこと @観世能楽堂「寿来爺」

2021年が始まったが、気にせずに2020年12月に拝見した舞台の感想を記す。 (左)銀座マロニエ通り/観世能楽堂 ■2020年12月22日(火)第30回久習會のこと @国立能楽堂「春栄」他 久習會はシテ方観世流の橋岡會の門下生による公演である。能「和布刈」狂言「…

2021年 謹賀新年のこと

あけましておめでとうございます、それは新しき年を寿ぐ言葉。私は他でもない、あなたにこそ、その祝賀の一言を送りたい。2021年を開けたのはあなただ、あなたの前にこそ、新たな年、2021年という名の未来は開かれている。世界中のあなたに幸あれ。