哲学講義

仇櫻堂日乗

【まえがき】会社勤めの傍ら、趣味で文章を書いています。私の日常での出来事や考えたことに加えて、読んだ本、鑑賞した美術などの展示、コンサートや能楽公演の感想、それに小説などの作文を載せます。PC表示ですとサイドバーに、スマホ表示ですと、おそらくフッターに、検索窓やカテゴリー一覧(目次)が表示されますので、そちらからご関心のある記事を読んでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

徒然なること の検索結果:

2022年7月の徒然なること

■2022年7月の徒然なること 鳩やぐら(東京都渋谷区)おばんざい定食(1,500円・8月3日まで) 勤め先のあるイベントに際して、近隣飲食店にご協力いただき、京都にまつわるメニューを提供いただいています(8月3日(水)まで)。千駄ヶ谷にお越しの際はぜひ、ワインビストロアンフォラさん、東京厨房千駄ヶ谷店さん、鳩やぐらさんに足をお運びください。私の勤め先には、別に来なくていいです。 ●2022年7月26日(火)第35回久習會 @宝生能楽堂 のこと 宝生能楽堂にて第35回久習會公…

絵画等のこと⑧津田青楓 図案と、時代と、@渋谷区立松涛美術館

渋谷区立松涛美術館にて開催中の「津田青楓 図案と、時代と、」展(~2022年8月14日(日))を拝見してきたので感想を記す。 ■絵画等のこと⑧津田青楓 図案と、時代と、@渋谷区立松涛美術館 津田青楓は1880年、京都に生まれて1978年に東京に没した画家で、テーマに挙げられる図案(デザイン)の仕事では『染織図案』『青もみぢ』『うづら衣』といった多くの図案集を残し、また夏目漱石らの本の装丁をつとめた。その他考案した図案が刺繍や蒔絵に使われている他、日本画・洋画家としても活躍した…

2022年6月の徒然なること

■2022年6月の徒然なること この連載タイトルの元ネタとなっている『徒然草』は“つれづれなるまゝに、日くらし硯に向かひて”と始まる随筆で、鎌倉末期から南北朝時代にかけて活躍した吉田兼好(兼好法師)によって書かれました。清少納言の『枕草子』や鴨長明の『方丈記』と並んで、日本三大随筆などと呼ばれますが、私がこれらをきちんと読んだことがないばかりか、しばしば取り違えることは内緒です。 ●絵画等のこと7.01「2022年春季企画展 千利休生誕500年 千利休をめぐる茶書の歴史 ―築…

2022年5月の徒然なること

■2022年5月の徒然なること 鳩やぐら(東京都渋谷区) 激動の4月は過ぎ去り、波乱の5月がやってまいりました。何が激動で何が波乱かと申しますと、単純に本業でやたら多くの領域の仕事に首を突っ込みすぎていて、手というか頭が足りなくなっている状況です。だれか私の代わりに私を操作していただけないかしら……。 ●第21回鳩森薪能「井筒」他 @鳩森八幡神社能楽殿 のこと 鳩森八幡神社能楽殿(東京都渋谷区) 薪能とは何であろうか? 神事能の一つ。奈良興福寺の修二会(しゅにえ)期間中の陰暦…

絵画等のこと⑦生誕100年 清水九兵衞/六兵衞 @千葉市美術館

清水九兵衞(7代六兵衞)/(4段目の2枚)清水宏章 千葉市美術館にて開催中の「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」展(~2022年7月3日(日))を拝見してきたので感想を記す。同時開催の清水九兵衞(7代六兵衞)の孫にあたる清水宏章の個展「朱」(~5月19日(木)・観覧無料)もオススメである。 ■絵画等のこと⑦生誕100年 清水九兵衞/六兵衞 @千葉市美術館 清水九兵衞は100年前の1922年に名古屋で生まれた。出生時の名前は塚本廣。第二次世界大戦への出征を挟んで、建築や彫刻を学…

2022年4月の徒然なること

■2022年4月の徒然なること LOTUS CAFE(千葉県千葉市) 私事ですが、年度替わりで課内の担当替えがあり、営業部門より広報部門へ異動しました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 ●絵画等のこと6.02「没後50年 鏑木清方」@東京国立近代美術館 現在の東京展が終わると、次は京都へ巡回するそうで、京都では年代順での展示を予定しているそうだが、東京では「生活をえがく」「物語をえがく」「小さくえがく」の三つのテーマでの構成。生活なら生活で、年代を越えて似通った作品…

2022年3月の徒然なること

■2022年3月の徒然なること カフェ・タピロス(東京都港区) 新型コロナウイルス感染症への対策で、完璧にマスクを着用しているというのに、今年は花粉症が酷い……。鼻水や目の痒みに加え、喉の奥や果ては耳の奥までが、痒いように思われる。つらい……。 ●絵画等のこと6.01「山本大貴 - Dignity of Realism -」@千葉県立美術館 千葉県立中央博物館に行った際、調子に乗って千葉県立施設の各館共通年間パスポートを作った。千葉の中央博物館の他、本八幡の現代産業科学館や勝…

2022年2月の徒然なること

■2022年2月の徒然なること かもめブックス(東京都新宿区) プリンは美味しかったがややサイズが小さかった……。 ●第41回青葉能「羽衣」他 @青葉の森公園芸術文化ホール のこと 千葉県千葉市にある青葉の森公園芸術文化ホールにて2022年2月13日に開催された、第41回青葉能を拝見した。同ホールはいわゆる地方都市のホールでありながら組立式の能舞台を有し、毎年この時期は能舞台weekとして能や狂言のイベントや能舞台にて落語や朗読のイベントを行う、という催しが開かれるのである。…

日本テレマン協会第285回定期演奏会 @東京文化会館 のこと

■日本テレマン協会第285回定期演奏会 @東京文化会館 のこと 東京文化会館小ホールにて開催された、以下のコンサートの感想である。 日本テレマン協会第285回定期演奏会鷲見 敏(チェロ) J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲【曲目】J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007第2番 ニ短調 BWV1008第3番 ハ長調 BWV1009第4番 変ホ長調 BWV1010第5番 ハ短調 BWV1011第6番 ニ長調 BWV1012【出演】バロックチェロ/ピッコロチ…

2022年1月の徒然なること

■2022年1月の徒然なること 2022年も変わらずに徒然していきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ●さだまさしカウントダウンin国技館 @両国国技館 のこと ■オープニングアクト 今夜も生でさだまさしジングル(プレイグース) パプリカ(プレイグース) カウントアップ(プレイグース) ■開演 長崎小夜曲 北の国から 芝浜(落語・立川談春) 主人公 ■中入 空に星があるように 道化師のソネット(紅白歌合戦中継) 案山子(ももいろ歌合戦中継) 誰もいない海 悲しくてやりきれ…

2021年12月の徒然なること

■2021年12月の徒然なること 職場の至近で催されていた、プロジェクションマッピング等の光のイベントに行った。ロマンチックというよりは、近未来感のある作品が多く……、一人でも、寂しくないもん……!!! ★TOKYOLIGHTS場 所:明治神宮外苑 聖徳記念絵画館 総合球技場軟式球場日にち:令和3年12月9日(木)~12日(日) ●2021年12月の徒然なること ある晩、溜まっているまにまにを片付けるのに21時45分まで残業して、さあ帰ろうと思い、ふと一件だけ気になってメール…

映画等のこと⑧「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」

■映画等のこと⑧「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」 2年ぶりに幼女に紛れながら、映画「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」を拝見した。前作「とびだす絵本とひみつのコ」は2019年に私が観た映画の中でベストだと思っているが、今作は2021年、今年私が観た映画の中で、ベストである。 ※以下、ネタバレを含みます※ ●すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ のこと 冒頭で可愛い魔法使いたちの姿が描かれる。わん、つー、すりー、ふぉー、ふぁいぶ、の五人。五年に一度の青い大満月の日に…

2021年11月の徒然なること

■2021年11月の徒然なること 徒然なるままに、その日暮らし、蜆に向かいて……。 ●徒然なること 千葉市の青葉の森公園芸術文化ホールにて行われた、「青葉伝統芸能講座」に行ってきた。 こちらは、2022年2月13日(日)に予定されている第41回青葉能(金春流による素謡「翁」 仕舞「高砂」 能「羽衣」 他の上演)に先立ち、能楽とはという初歩のお話と体験を、シテ方金春流能楽師の山井綱雄さんに教えていただく、というもの。次回は2022年1月30日(日)、講師に同じシテ方金春流の、柏…

絵画等のこと⑤「福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧」@千葉市美術館 他

■絵画等のこと⑤ 2021年芸術の秋に…… このところ、見たい美術展が立て込んでおり、一週間に三箇所という暴力的なペースで拝見してきたので、吐き出します。 ●柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年@東京国立近代美術館 のこと 東京国立近代美術館にて開催中(〜2022年2月13日)の「民藝の100年」展。 民藝とは柳宗悦らが、1920年代から提唱しはじめた、所謂芸術作品ではなく、日常使いの器や道具、衣類等で、美を感じるもののこと。そうした焼き物等のことを下手物(げてもの)と呼ぶ…

2021年10月の徒然なること

■2021年10月の徒然なること 10月、私にも天高く馬肥ゆる秋がやってきました。 ●〆切のこと このところ(一ヶ月程)久しぶりに、当ブログの更新に追われながら過ごしている。ある時から、早め早めに何を書くかを計画して、そのテーマに沿って投稿の一週間くらい前にはあらかた執筆を終えてしまうという、計画的犯行を行っていた。そのリズムが崩れたのは……、あっ、創作まつりなんかやってたからか……。 ともあれ、そのリズムがなかなか戻らないのは、今は他にやりたいことがたくさんある証拠で、先週…

2021年10月の読書のこと「ビンティ 調和師の旅立ち」

■ビンティ 調和師の旅立ち(ンネディ・オコラフォー(月岡小穂=訳)/早川書房)のこと 「【今週はこれを読め! SF編】アフリカの大地から、異種族が葛藤する宇宙へ | ニコニコニュース」にて紹介されていて、読み始めた作品。 ビンティ ー調和師の旅立ちー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:ンネディ オコラフォー 早川書房 Amazon 主人公のビンティは地球に住むヒンバ族の少女である。ヒンバ族の女性は赤土や植物の油等から作られるオティーゼを顔や肌に塗り、髪もドレッドヘアに塗…

2021年9月の徒然なること

… ■2021年9月の徒然なること 山梨の友人からいただいたシャインマスカット 9月のまにまにです。 ●不安のこと④ 不安のこと① 不安のこと② 不安のこと③ 毎月、不安について考えている。仕事に対する不安がどうしようもなくなって休職した私は、しばしの完全休養の後、職場への復帰を画策する。職場からはリワーク施設への通所を命じられ、主治医から勧められた施設に通うことになる。 そこで色々な経験をして、結果的に私は職場に復帰して、3年半ほど順調にすごしているのだけれど、不安に関しては…

2021年8月の徒然なること

■2021年8月の徒然なること そば吉左右更科(千葉県千葉市) 今年の8月は……、あっという間でした。新型コロナウイルス感染症の影響もあって、夏らしき出来事の少ない8月ではありましたが。それでは、9月の私への引継ぎ事項として、以下の通り8月の私が考えたことの一端をまとめます。 ●違いがわかる男のこと 先日、ラジオ番組の渋谷で読書会(2021年8月13日(金)9:00-9:55放送回【パーソナリティー】竹田信弥 さん(双子のライオン堂)【ゲスト】宮崎智之 さん(ライター))を…

東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 ~喜びを明日へ~「翁 十二月往来・父尉延命冠者」他 @国立能楽堂 のこと

■東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 ~喜びを明日へ~「翁 十二月往来・父尉延命冠者」@国立能楽堂 のこと 東京・千駄ヶ谷の国立能楽堂にて、東京2020 オリンピック・パラリンピック能楽祭 ~喜びを明日へ~ 第一日目 を拝見した。こちらは1945年に設立された、能楽師による職能集団である公益社団法人能楽協会により、オリンピック・パラリンピック期間に延べ7日間、様々な流派や、パラリンピック期間については、日本ろう者劇団による手話狂言も上演する、というもの(パラリン…

2021年7月の徒然なること

■2021年7月の徒然なること このブログ「哲学講義」には副題がついていることを、ご存知だろうか? 今は「仇櫻堂日乗」としている。仇櫻堂というのは私が一箱古本市に出店するときの屋号である。その前は「あるいは哲学抗議」であった。ブログを開設した当時は、もう一つ前の副題である。つまり「幸せになるために」としていた。 今、私は幸せについての言語化が不十分であったと感じている。幸せとは何であろうか。一つ言えることは、幸せには不安を伴う、ということだ。幸せという特権を享受する権利を失う…

2021年6月の徒然なること

■2021年6月の徒然なること 眠り過ぎて(昼寝)、自己嫌悪になりながらこれを書いている。「心が眠りたがっているんだ」というタイトルが思い浮かぶが、その話は今はおいて、一心不乱に徒然する。 ●2021年6月金春円満井会定例能(2020年6月延期分)第1部「加茂」 @矢来能楽堂 のこと 矢来能楽堂(東京都新宿区)にて 先日報告した通り、能「加茂」のシテ(主演)を勤める柏崎真由子主催による、同曲の謡本の読書会「能の物語りを読んでみよう!-加茂-」に参加した上で、本番の舞台を拝見し…

2021年5月の徒然なること

■2021年5月の徒然なること トマトの実が熟すのを待っているのです 「2021年5月の徒然なること」を、書くゆとりがなかったのは、これを書こうと思っていた週に参加した読書会が楽しかったので、それを記事にしてしまったためだ。その後、6月に入って早々に、日常で書いておきたいことができてしまったため、今回は6月のことを、5月の徒然なることとして、6月に書くのである。もっと別のタイトルで書けばいいじゃないか、という気はするが、もう考えるのが面倒くさいので、とりあえずこれでいいのであ…

絵画等のこと④「大・タイガー立石展」@千葉市美術館

■絵画等のこと④「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」@千葉市美術館 千葉市美術館と著者 千葉市美術館にて2021年7月4日(日)まで開催中の「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」を拝見したので、感想を記しタイガー。 ●タイガー立石のこと タイガー立石(本名立石紘一)は1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた画家・漫画家・絵本作家・陶芸家である。石炭産業で栄える、炭鉱の町であったそうだ。 1964年に中村宏とともに観光芸術研究所を設立、19…

2021年4月の徒然なること

■2021年4月の徒然なること 2021年3月26日 月と桜(東京都渋谷区) ●まん延防止等重点措置のこと 2021年4月12日(月)から5月11日(火)を対象期間として、新型インフルエンザ等対策特別措置法第31条の4に基づくまん延防止等重点措置が、東京都の23区と6市に適用されることとなった。1月8日(金)からの(二度目の)緊急事態宣言(同法第32条)が3月21日(日)をもって解除されて、わずか3週間程のことである。(3月20日(火)からは我が千葉県でも(、拙宅のある千葉市…

映画等のこと③2021年3月までの連ドラたち

…た。2021年3月の徒然なることで触れた「六畳間のピアノマン」では記憶喪失で悪人から善人になった人が描かれる。記憶が人のアイデンティティ(自己同一性)の全てではないけれど、仮に私が記憶を無くしたら、私にとってはそれは私の死なのではないか、と思う。 ●俺の家の話(TBS・主演:長瀬智也)のこと 能楽師(観山流宗家)の家に生まれ、家出してプロレスラー(ブリザード寿、後に、スーパー世阿弥マシーン)になり、父で人間国宝の寿三郎の介護と家の継承のために戻ってきた観山寿一。今回で芸能界の…

敷設のこと⑤「本八幡屋上古本市」

■敷設のこと⑤ 桜が咲いた、あっという間に。もう少しゆっくりゆっくり咲くものだと思っていたら、冬の陽気から急に暖かくなったある日、桜が開花しましたとニュースが言っていた。困った。新型コロナウイルスが蔓延する中で、何も飲食を伴うお花見をする気はないが、とはいえ、時間を見つけてなんとか河原や公園へ桜を眺めに行かないといけない。 三年前、このブログ「哲学講義」を開設した。私はその頃、うつ状態で休職してリワークに半年間通ってそろそろ卒業、という時期だった。親しくしてくれた仲間が、文章…

2021年3月の徒然なること

■2021年3月の徒然なること キッチンポテト(千葉県千葉市) 今月は多忙につき、ササッと徒然いたします。 ●映画等のこと2.01「六畳間のピアノマン」 「六畳間のピアノマン」(NHK総合)は、『逃げ出せなかった君へ』(安藤祐介/角川書店/文庫化に際して『六畳間のピアノマン』に改題)を原作としたテレビドラマ(全4話)である。物語は「六畳間のピアノマン」を名乗り、自身がアレンジを加えたピアノ演奏を動画投稿する青年夏野を中心に展開する。彼は勤め先のブラック企業での過重労働がたたっ…

2021年2月の徒然なること

■2021年2月の徒然なること ーALCA DELI.ー(門司港名物焼きカレー・千駄ヶ谷) さあ今月もやってまいりました、貴方と私の徒然タイムです。 ●もしも偉人が旅したら ~行き先は室町時代⁉~ のこと @宝生能楽堂「三輪」他 宝生能楽堂にて、「もしも偉人が旅したら〜旅先は室町時代!?〜」を拝見した。1時間強の短時間で日本文化に親しめる内容で、とても良かった。 普通、能楽堂の見所を完全に暗転させることは少ないが、開演と同時に真っ暗になり、地謡座後方にプロジェクターで、世阿弥…

2021年1月の徒然なること

■2021年1月の徒然なること ●緊急事態宣言のこと cafe FIVE(千葉県千葉市) 新型コロナウイルス感染拡大に起因して、令和3年1月7日(木)に再度の緊急事態宣言が発令された。ただし、広く社会活動が制限された、昨年4月の同宣言と異なり、今回は午後8時以降の飲食店営業の自粛を求める等、緩やかな制限となっている。 それでありながら、東京都知事からは、コロナに時計ない(故に午後8時以降といわず、広く会食を自粛しろ)とのご発言があった。ごもっともであるが、時間を問わず不要不急…

2020年の読書のこと

… 「2020年7月の徒然なること」で書いた通り、私は読了した本に読了時点の印象で評価を打っていて、同記事を出した時点では、2020年は☆(一等)評価がなかった。そこからの下半期で☆評価が6冊出て、結果的にその割合は上表の通りとなった。その記事でも同じようなことを書いたけれど、その理由について、私が面白い本に出会えていないのか、それとも私が面白いと思える状況でなかったのか、それは定かではない。 2020年の前半はご存知の通り、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令され…